定年前おじさんの介護ヘルパー挑戦談

有料老人ホーム、特養。ホームで日々起きている実態、しみじみとした感動と驚きの不思議なお話をいっぱい!

自立支援をどう考えますか? その1

2013年02月08日 | 特養

 スタッフも初めは、入居者の方々と早く親しくなり、安心感を持っていただくことが

大事ですから、一生懸命に且つ熱心に言われたとおりに甲斐甲斐しく動きます。

そして、そうするのが共に当たり前になっていきます。

 介護現場には年齢も出身地も、介護度も考え方も、それまでの生き方も

まったく違った方たちが集合しています。

そして、ケアプランは一人ひとり違っています。

ですから、人によって介護方法は違って当たり前なのですが、

外から見た介護方法が違うと、

ご本人もご家族もきっと不平等感を感じてしまうかもしれません。

何故あの人と同じように私にはしてくれないの?

となるのです。

たとえば、

自立の方がトイレに行くのに、個室に一緒に入っていけば

叱られます。

 普通男性は女性のトイレに堂々と入れませんよね。

でも介護現場では、立位が不安定な方には

男性でも女性でも必ず一緒に入ります。

新入所のかたは、初め抵抗があるものですが、

ほかの方々を見ていると、だんだん慣れてきます。

トイレでの転倒は多く、転倒すれば高齢者は寝たきりになってしまう

確率も高いですから、怖いですからね。

 介護には施設介護と訪問介護がありますが、

自宅では、利用者様が一人なので、その方のケアプランが

意識されて、徹底しやすいですが、

施設では一人ひとりというより

皆さんに平等に、という感覚がどうしても出てきます。

そこで、個々の自立支援が後回しになっている?

若しくは個々のプランを知らずに介護していて

たっぷりのサービスができていると自信を持ってる場合は

大きな間違いなのですよね。

皆さんはそれぞれの立場でどうお考えでしょうか?

しばらく、この課題を掘り下げて生きたいと思います。

 

 


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