今夜の阪神対中日、勝った。

このまま突き進んでいけば勝つ。しかし阪神の選手、どこかで気がゆるんでひっくりかえる。
長年阪神ファンで応援している夫は点差があって阪神が勝っているときは余裕でテレビ見ている。
それが中日が満塁になったりするともう「阪神負けた。あかんわ」と言ってテレビであってもラジオであっても消してしまう。
そしてしばらく他の番組を見ている。そして私は携帯でプロ野球速報を見て勝っていると教える。そしたら阪神が攻撃しているとテレビを見るが中日が攻撃していると「もうアカン。阪神負ける」と言ってテレビをみようとしない。
そんなとき私はラジオをつけるとまたこんなこという。
「ラジオつけたらまた気になって興奮してねられへん」と怒っている。
出る選手のたびに悪口タラタラ言っている。私は次から次とよくものべつなしでてくるとへんに感心している。
最後、怒る材料がなくなってくるといつも「矢野のリードが悪いのや」と怒りたくっている。
そして9回で阪神が引き離した。そして今度は厳禁に1人1人の選手を褒めている。
今度は9回、藤川が出したゼットボールに「お前はあかん」とまたわめきたてている。そして中日の選手がホームにでるたび「藤川もうあかん。お前、何、なげてんねん」と1人ラジオに向かっておこっている。

若いときは静かにテレビを見ている人だったのにこの頃はテレビの画面の人にいちいち文句を言っている。しまいに私は「うるさい。黙ってテレビ見て」というがいっこうに効き目がない。
うちの「おっちやん」もいよいよ頭がおかしいのかなと私は首をひねっている。

そして今日もう1人、変わったおっちゃん、電車の中で見た。初めて見た。
60歳近い男性が私の座席の横でドアのところで景色を見ながらたっていた。
生駒を過ぎてもうすぐ鶴橋という布施あたりで何かを思い出したのだろうか。
リュックの鞄から大きい鏡と白いブラシを出した。自分の顔の前にだした。
若い女性の仕草と同じである。
そして鏡を見ながら白いブラシで髪をとき始めた。前髪をといて横をすいた。次に後ろをすいた。また前の髪をブラシで3・4回なでている。私は60歳近い男性のこの光景に驚いて鞄の中からノートをだして日付けと時計を見て時間を書き出したらこの男性、カンが聞いたのだろうか。
私を見て「この人何か書き込んでいる。自分のことと気がついたのだろうか」
あわてて鏡とブラシをリュックの中にしまいこんだ。

変な男性がでてきた。

3・4ケ月前だろうか。
近鉄奈良駅のバス停でベジューの長袖セーターに赤いタイトスカートをはいた20代の男性を見た。靴は白のスニカーだった。白のソックスをはいていた。
なんか変と思ってみたがすぐバスに乗って行った。
奈良の人かどこかわからない。丁度観光シーズンだった。
いろんなところから観光にくるので地元の人かわからない。
男性の女装、私自身気がついて生まれて初めて目の前で見た。
そして今日、電車の中で60歳近い男性が鏡を出してブラシで髪をといているのも初めてみた。
びっくりした。

けったいな世の中、これが普通だととても思えない。