鄭容順の直言!

日頃気が付いたこと徒然に。

久しぶりの雨に秋雨前線なのだろうか

2006-09-12 21:13:15 | 直言!
今年の夏は暑かったな。ほんまに。ほんまに。死にそうだった。
この暑いのが乗り越えるのだろうかと思ったほど体に応えた。

そうそう昨日はJR宇治市駅前の施設で詩人尹東柱の集いの仕事をして列車の時間に合わせて会場を後にした。駅で7・8分待っているとみやこ路快速がきた。宇治から停まる駅は「城陽」「玉水」「木津」終点は「奈良」である。
何年ぶりかにのった。
JR奈良駅から乗れば便利な駅だがこの近くで仕事があってもつい近鉄線を利用する。JRは本数が少ないと思っていたが今は便利になって1時間に3本もある。これは便利だ。これからこの線を利用したいが現在のJR奈良駅は工事中、エレベーターもエスカレターもない。足の痛いものは至便な近鉄を利用してしまう。JR宇治駅にでるのには大久保駅からバスを10分少し乗らなければならない。
帰りは列車の時間に合わせて会場をでた。
久しぶりのローカル線である。
「城陽」から向こうは停車しない駅だが「山城多賀」や「山城青谷」停車した「玉水」そして各駅しかとまらない「棚倉」「上狛」を通った。
私の子どものころや高校時代の同級生の顔が浮かんでくる。
「在日」であることを隠していた男子生徒は「玉水」、剣道のクラブに入っていた。私は友人のちょうちん持ちをしてあげたことから親しくなった。
年賀状を見た父は「いいかげんにしとき」と言われた。
父は「在日」と知っていたのだろう。
T子のことでEさんらと一緒に男子生徒を問い詰めた。私も金魚の糞みたいに一緒についていってEさんがT子とのことを問い詰めると泣きべそになって時計を見て奈良線の列車に駆け込んでいった男子生徒は「山城多賀」だった。
私の親しかった女友達が付き合っていたTは上狛だった。
アランドロンに似た男子生徒も上狛だった。
棚倉にもたくさん今風で言うイケメンがいた。
それでも昔はみんな短足だった。なのに、ラッパズボンをはいて足を少しでも長くみせていた。引きずるような歩き方をして石原裕次郎の真似をしていたひとが多くいたがその中の1人は棚倉だった。
私が生まれた「上狛」私の生まれた家の前は山城町立上狛小学校があった。今もある。その運動場が列車の窓から見えた。またこの近所に私の又従兄弟が住んでいた。又従兄弟はハンサムで女子学生の的だった。彼女は棚倉に住んでいたが大阪に嫁いでいった。もう孫もできていいおばあちゃんになっているだろう。
私が上狛で生まれ又従兄弟のことを知っていた女子学生のFも浮かんできた。
そして上狛の駅を過ぎると叔母の家がすぐに見えるが快速なのであっというまに通り過ぎた。日本植民地時代、父と一緒に渡日した父の姉の家、昨年晩夏に亡くなった。92歳だった。快速なのであっという間に通り過ぎた。
木津川の鉄橋にかかる。なつかしい木津川の下を走る。
私は結婚するまでは木津に住んでいてJR木津駅が交通手段だった。
木津に来ると高校時代の1年後輩のことを思い出した。加茂町から通学していた。まだその当時は蒸気機関車だった。
列車がでる寸前のところをデッキに飛び乗ったが失敗して線路に落ちた。
それが冬だったのでオーバーの袖はちぎれたが腕は傷1つなかった。何も傷をしないで助かった。運がよかった。
この事件は学校では大騒動になった。
そして翌年の新学期ごろからジーセルに変わり自動扉になった。
最初、生徒たちはこの自動扉になれなくてうまく乗れなくて乗り遅れる生徒たちがいた。
生徒たちは「かなんわ。すぐしまってしまう」と嘆いていた。
こうした生徒たちの事件などを越えて現在のジーゼルになったことを現代っ子は知らないだろう。聞いたところでおとぎ話に聞こえるだろう。
それが私の高校時代、1960年の4月から1964年3月の間に起こったのである。
そんなことが通る駅で思い出していた。
私の住んでいたところは木津で徒歩通学をしていた。
JR木津駅から吐き出された生徒たち、遠くは片町線の長尾、そして祝園や狛田など、関西線は遠くは月ヶ瀬駅そして大河原、笠置、加茂、滋賀県よりの信楽に近い和束町、その奥の湯船からも通学していた。
みんな田舎も田舎、ド田舎の山の中から通学していた。
あのころ森山加代子の歌が流行っていた
なつかしい。ジンジロゲヤ ジンジンロゲ
またお山で育った山猿はと----田舎の男子高校生の愛称としてよく歌っていた。
なつかしい。
あれから長いこと生かされた。
こうして思い出を語れるまで生かされている。
あれから40数年もたった。
さて線路に落ちた彼女は橋幸夫に似た人と付き合っていた。彼女、彼と結婚したのだろうか。そんなことあんなことを久しぶりにのった奈良線のローカル線で思い出していた。
また思い出すのにタイミングがよく季節の変わり目。晩夏の雨が降っていた。

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