夕方の４時半、もう今日は寒い。寒い。

ずっと降っている。朝、５時半起きが１０分寝過ごして４０分に起きた。
急いで朝食をして身支度をして７時２０分に自宅を出た。夫の車で送ってもらって奈良駅に着くと７時２５分、近鉄奈良駅のロッカーに宅急便を送る資料など入れて改札口に入ると７時３２分の急行難波行が入っていてドアを開けられるのを乗客が待っている。
ドアが開いて電車に乗った。かろうじて優先座席に座れた。
私が座ろうとしたところ座席を中途半端に空けている。
私は「詰めて下さい」と言った。
嫌な顔をしたが少し詰めた。
そして通勤客でいっぱい、新大宮駅からも大勢が乗ってきた。
西大寺駅からも大勢がのった。
私の前に文庫本を持った若い女性が立った。
嫌に顔をした男性の前に若い女性が立った。どうやら２人は付き合っているらしい。
それなら私は黙って見ているつもりだったが嫌な顔した男性が中途半端にあけて座っている。若いのに優先座席に座っている。他の席だったら誰かが座るので普通の座席に座らないで高齢者が座る優先座席に座って座席を中途半端に空けている。
６５歳の私は優先座席に座れるので「詰めて下さい」と言った。
嫌な顔したが詰めた。
普通に通勤電車に乗り合わせて一緒に行く通勤なら生駒で降りるときこの人が座ってもいいと思ったが通勤電車の中で男性が嫌らしい行為をしているのを見た。
こんなときは双方、合意の上になるのか「セクハラ」にはならないのだろうか。
嫌らしい男性。女性はコートを前ボタンで閉じている。
しかしコートの下の方は３０センチ近く開いている。
そこから女性のあるところに手を入れている。
私は見てしまった。
一瞬、私は横を向いたがまた見た。
そしたらまた男性は女性の太腿に触っている。
女性は何も言わないで黙っている。
私は２度ばかり横を向いて男性の顔をじっと見て睨んでいた。
そしたら今度は鞄の小物に触っていた。
私は心の中で「何してんの。アホ」と言っていた。
公共機関の電車、しかも朝の通勤電車の中である。
びっくりした。
私が生駒で降りて中央線に乗換えるがこんな男性の彼女、なにかしら、娼婦に見えて座らせたくないと考えて私は意地悪をした。私の前で文庫本を読んでいた２５歳前後の女性に隣に聞こえるように言った。
「生駒で乗換えですか」
「いいえ」
「大阪まで行かれますか」
「はい」
「それだったら私は生駒で降りますから生駒から座って下さい」
「ありがとうございます」
そしたら隣にいた女性は嫌な顔をしていたが知らん顔した。
学園前から電車は発車、通勤の人で満員、降りられなかったら大変と考えて電車が発車したときに席を立った。若い女性は「生駒についてからでいいですよ」と言ったが「私は急ぎますので」と言って席を立った。
人間、普通にしていれば付き合っている男女の席にしてあげてもよかったが通勤電車の中で隣に私が座り多くの通勤客も立つ人もいれば座っている人もいる。多くの目がある。
他の人に見えないと思っているのだろうか。
しかし私は見た。男性が女性のコートの下から手を入れているのを見た。
もう、いやらしい。モラルも常識もない男女が増え続けている。
電車の中の化粧も悪いがこれももっと悪い。
男性がコートの下から女性の下腹部に手を入れているところ写真に取りたかったが通勤電車で混み合っている。いくら何でもそんな「はしたない」ことはできなかった。
嫌な気分で生駒駅を降りた。
中央線に乗換え、１時間近く電車に乗ることになるので駅のトイレを利用した。
そして中央線のホームに行くと通勤客でいっぱい。入ってきた電車、コスモスクエア行きに座れないので１台遅らせた。
なんとか次の電車では座れたがすでに登美が丘や白庭台から乗ってくる通勤客でいっぱい。とりあえずなんとか座れた。３人掛けに太い人３人座って大変、本も読むことができなかった。
１人は堺筋本町で降りて１人は九条で降りた。
コスモスクエア駅から住之江公園行きに乗換えて1つ駅のトレードセンター駅で降りた。
金剛学園に行く道すがらは大阪湾、寒い。海風が体に染みてくる。寒い。
学校に着くと９時１０分、９時１５分から始まると思っていたが９時２５分から。
学校を出たのが１１時半、また寒い中を歩いてトレードセンター駅に向かった。体が凍っているように感じるほど寒い。
１２時半に生駒に出てうどんと木の葉丼をかき込んでやっと体が温まった。
奈良に着くと１時２０分、ロッカーから宅急便の資料を出してコンビニで送達した。
この後、行きつけの喫茶店に行って新聞２紙と文庫本を少し読んで喫茶店を出たのが３時、１時間半、喫茶店にいた。久しぶりにゆっくりと新聞と本を読んだ。
寒い。傘を持ってスーパーの買物を持つのも大儀になった。
冷蔵庫にある物で夕食の支度をすることで買物しないで家に帰った。
自宅に戻ると３時半。寒い、寒い。暖房のエアコンを入れてストーブを入れた。
私の帰ってくる気配に２羽の鳩が空きビルの屋上に飛んできて顔を見せた。
そして私が部屋の中で着替えしているとどこかにまた飛んで行った。
ここまで書いていると５時過ぎた。夕食の支度です。このへんで。