８月９日（木）今日も暑いです。

朝６時５分に目を覚ましている。
５分ほどぐずぐずしていて６時１０分に起きた。
急いで朝食の支度をしていく。
支度をしながら夕べのことを思い出している。
水曜日のテレビで喧嘩している。
夫はすぐに「面白くない」といってチャンネルを変えるのに「魔法のレストラン」の番組にしてとうるさい。
私は「ナニコレ珍百景」にチャンネルをあわして見ているのにうるさいこと。うるさいこと。うるさいので「魔法のレストラン」にチャンネルを変えた。
そしたら出演しているタレントに「なんやこいつか」という。
それでいつもこんな調子でも１度はそこにチャンネルを合わしてほしいらしい。
「なんやこいつか」という言葉にもう私は気分が悪くなってテレビを消した。
台所に立って洗物をした。
いつも面白くない「魔法のレストラン」のチャンネルに合わせるものの少し見ていて面白くないのかいつも他のチャンネルに変えてしまう。
それなら黙って私の見たいところに見せてくれればいいのに----。
ものすごく気分が悪くてベランダに出て夜空を見ていた。
夫は折れてチャンネルを「ナニこれ珍百景」に変えていた。
しばらくして部屋にもどったが-----。

「魔法のレストラン」の番組ほど見たくない番組はない。
本当につまらない番組です。
これで鶴橋界隈の韓国料理を撮影してこれが韓国料理と紹介してもらいたくない。大阪市内のあちらこちらで韓国料理を出している素敵な店がたくさんあるのに--。コリアタウンを取材してここが韓国料理と紹介してほしくない。
テレビの影響は大きくコリアタウンを歩いて韓国料理に触れていると自負してる日本人も多くいる。
先日もある日本人とお会いした。
コリアタウンを歩いて韓国通になっているような----。
私は「あれが韓国料理と思ってはいけない。もっと素敵な店が大阪市内にたくさんあります」といった。

韓流はただ韓国のイケメンの俳優に憧れて韓国に行って韓国通になっている気持ちである。日本で暮らしている在日コリアンの生活や暮らしを知ろうとしない。
これで国際交流ができるだろうか。
国際交流はまだまだできていない。
内なる国際化を飛ばして韓流で日本人をとりこんでいる韓国に対して在日韓国人の２世の私は不快感を覚える。

２０００年までの韓国は良心的な食堂が多かった。
経営者も人情があった。
１９９０年代の半ば、１人で明洞を歩いて少し食べて見たい韓国の焼き飯の店に１人入った。
そこは美味しいのか並んで食べなければならなかった。
自分の番にきた。
下手な韓国語でメニューを見ながら下手な韓国語でレシピをいった。
そしたら隣に座っていた男性が「日本から来たのですか」と聞くので私はまた下手な韓国語で「日本から来たが私は在日韓国人です。韓国語が下手ですみません」といったら、前の鉄板で焼き飯を作っていた男性は「アイゴー（感嘆の言葉）日本からきた在日同胞ですか。それはうれしいです」と韓国語で話されて「少し焼き飯を多い目に入れてサービスをします」といって多い目に盛り付けて下さった。
まだこんな時は情のある人が多かった。
私は韓国料理を食べると胃腸を壊すようになって２００９年の夏にいったきり、韓国にいっていないが現在の韓国の様子は変わっているらしい。
日本人相手で中国人相手の観光商戦、商品の販売戦でかなり韓国の雰囲気もかわったようだ。俳優が訪れる店には日本人が多くそれで商売になるという。
「冬ソナ」から韓国の町は変わったらしいが----。

韓国に１度行きたいと思いながら食べるとすぐにトイレに駆け込む私に食べる物がない。なんでもかんかでもニンニクととうがらしが入っている食材に私の胃腸に合わなくなった。そんなことで韓国にしばらく行っていないが----。

コリアタウンを歩いて韓国に何度も旅行にいって韓国を知っていると勘違いされては困る。
日本に散在する在日コリアンの歴史を少しでも認識してもらいたい。
オリンピックが今、ロンドンで行われているが顔と日本の名前でもこれが日本国籍かに切り替えた在日コリアンが多く出場している。
こうした選手以外にも日本国籍に切り替えていく３世や４世たち、それが自慢するように日本国籍をとらない２世たちに話す。

日本国籍に変えない理由は言葉ではいえない。
理屈ではいえない。体に流れている血がそうさせている。
そうさせている血に逆らって日本国籍に変えたところで心のかたわになってまた苦しむことが目に見えて私は分かっている。
自分が帰化しても人にそう進めるものでもない。
このことをよく理解して在日同胞の生きた方を黙って見てもらいたいものだ。
血に逆らう気が失せた時、私だって日本国籍に変えるかもしれない。
でも今はまだ血が私の生き方を少しずつだが教えてもらっているので帰化する気になれない。けれど日本で生まれて日本で育った。
私は生まて育った故郷は大好きで奈良も大好きです。日本の食文化が今の私に合うのです。
こんなこと勉強しない日本人女性たちは日本に住んでいる在日コリアンに対してしたたかな心を見せないようにしてさりげなく拒否している。
このありのままの日本人の姿を見た私は日本人の恐さをまた認識することになった。

いくら高尚な趣味、日本古典文学を勉強しているから心までそうなってはいけないだろう。時代がかわっている。そして日本国内にはそれこそ古代史の朝鮮半島からいろいろな恩恵を受けて文化が発展してきた史実もある。
このことを知っているはずなのに、目の前の在日韓国人２世、本名の名刺に心の中はオロオロしている。それが私にはよく分かった。
こんなところに行政関係者が支援している気がしれない。

いつか私が遭遇したことは関係者の管理職に話そうと思っている。
いつか話す機会があるだろうと思って見ている。

この話をこの間、あった女友達に話すとまた不愉快な言葉があった。
どんなに親しく長い付き合いでも根底には日本植民地時代と何もかわらない心の壁を見たものだった。彼女が悪いのでなく日本社会全体の問題です。

日韓で政治決着した問題を浮上させている事柄もあるがそれはもう終わっている。うわべだけで問題提議をしてはいけない。
そこに何があったのか。もっと深く知らないこともある。

北朝鮮も今、北朝鮮の遺骨収集などについて北京で話し合いがもたれるが拉致問題の解決、北朝鮮に帰国した在日朝鮮人の命と人権問題が解決されないと日朝国交正常化に進めてはいけない。よくよく見極めて話し合ってもらいたい。
いくらリーダーが変わったとしてもその中味は何も変わっていない。
そんな教育を受けてきた世襲、よほどの理由がないかぎり変わらないだろう。
よくよく見極めてもらいたいものだ。

「魔法のレストラン」のテレビ放映の話からあちらこちらに話は飛んだ。
この番組を制作している関係者に在日コリアンがいるのだろうか。
すでに日本国籍に変えてここのスタッフになっているのだるろうか。
あまりにも長く続く番組につい余計なことを思ってしまう。