８月２日（月）今日も蒸し暑い。

２日かけて作成した取材メモのパソコン入力を編集局に送信して次ぎは写真を送信した。写真はパソコン用サイズにできない。
大きい写真のまま送信する。容量が大きいので１枚ずつしか送信ができない。
それを１４枚送信した。
ヒカリフレッツにしてから送信速度は速くなった。それでも１枚ずつしか送ることができない。
７時半から取りかかって８時４５分に終った。
今日は外出しないといけない。
７月３０日の取材で頂いた資料をコピーして送らないといけない。
ついでに他に済ませないといけない用事があるのでついでに済ませてこよう。

朝、起きると暑い。
夜中は冷房をきったりつけたりしているが切っている時間が多い。
朝６時の目覚ましで起きて冷房を入れる。
網戸だったのをベランダの戸を閉める。
しばらくは暑い。
台所に入るとまた暑い。
汗が吹き出てくる。
おもわず氷柱をだきたくなる気持ちになる。
が、氷は冷蔵庫にあるが抱くことができない。せめて口にいれる程度のものである。
氷でまた思い出した。
私が育った実家の向かいの家は氷冷蔵庫があった。
夏になると毎日氷をもってこられる氷屋さんがおられた。
リヤカーに積んでこられた。
そして鋸で切って向かいの家の冷蔵庫に入れに行かれた。
氷冷蔵庫に入れてまだ氷が残っていると向かいのおばさんはボールに氷を割ったものをいっぱい入れて外に持って出てこられた。
そして隣近所の子どもたちに氷のかけらをふるまわれた。
私もよく頂いたがその冷たくて美味しかったことを今も記憶している。

あの頃は町の中でも氷の冷蔵庫のある家は少なかった。
電気冷蔵庫が出回りだして向かいも早くに電機冷蔵庫を買われたと思っている。
私のところはいつごろ買ったのだろうか。
テレビと洗濯機は同じ頃に入った。高校１年の秋だった。
それからガスコンロが入ってガスの炊飯器が入ってきた。
その１年後なのか２年後なのか記憶にない。
高校時代に冷蔵庫が入ったと思っているが-----。
何もなくても皆生活をしてきた。

そして本は買うのでなくて貸本屋で借りて読んだ。
貸本屋も高校３年の頃に店を閉められた。
本は買う時代に入っていた。
このときに日本の国が少しずつお金も出来てきたのだろうか。
１９６３年３月に高校を卒業している。

昨日のＮＨＫのテレビ、１９６５年の日韓国交正常化についての裏側を放映されていた。世界で貧しい国と言われていた韓国、当時の朴正煕大統領、厳しい目の中にも憂いを含んだ目に自国を思う物憂げな寂しい目、画面を見ていてぞくっとした。
私は当時も今も周りに国籍を隠していなかった。しかし若い頃はいつも心の中で「どうして日本人に生まれなかったのだろうか」と思った。
私がＯＬしていたころ、東京と韓国で日韓国交正常化の激しい交渉があるとは夢にも頭にはなかった。関心がなかった。
時折、新聞を読んでいて母親に韓国の情勢を話している父親の言葉もいつもうわの空だった。
まったく韓国に関心がなかった。まして父親が嫌っていた北朝鮮にも関心がなかった。いつかは日本国籍を取ろうと心でひそかに思っていた。
それが人生はわからない。
長い年月を経て私は人生が１８０度変わった。
在日韓国人の中で仕事をするようになってＮＨＫのテレビに出ていた金鍾泌さんに何度も仕事の中でお会いすることがあった。
１度は少数者の会議席にも他の報道関係者らと一緒に入ったこともあった。
飛ぶ鳥もなんとやら---。怖い人のイメージがあったがお会いしてまじかに見ると日本語が流暢な紳士、韓国の紳士だった。
しかし人を見る目は鋭いものを持っておられたように感じた。
朴正煕元大統領の子女、朴槿恵さんとも１度お会いしている。
２００７年だっただろうか。
大阪に来られてお会いしている。
聡明で綺麗な人だった。
同じ女性としてまたお会いしたい人だが私はおそらくもう２度とお会いできないだろう。雲の上の人である。
韓国の発展の裏には先人たちの汗と涙と苦労があった。
そして日本の技術者の協力を得て京釜高速道路ができて地下鉄も出来た。
そんなことも日本植民地支配におかれた当時の掠奪の歴史から見るとほんの些細なこととつい２世は思ってしまう。
そして日本に渡ってきて１世たちがどれほど苦労して現在の経済構築をしたのか。またあらためて認識をする機会があった。
そう思うと１９６５年の日韓国交正常化にかなりの折衝があったことに納得した。

時計はもう９時３１分。これから外出の支度をして出かけます。
また今日は食材の買い出しもしないといけないのです。
それにしても暑いな。
出て行くのが嫌になるが所用すませないといけない。