アジア映画巡礼

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『花嫁はどこへ?』アーミル・カーンからのメッセージ

2024-09-04 | インド文化

この間、アーミル・カーンにオンライン・インタビューをしたことを書きましたが、『花嫁はどこへ?』に関するアーミル・カーンのメッセージが公開となりました。まずは、そのメッセージをどうぞ。予告編が続きます。

”インドの国民的大スター” アーミル・カーンから日本の観客へメッセージ!映画「花嫁はどこへ?」10月4日公開

 

インタビューもちょうど同じ日で、このいかにもアットホームのリラックスした服装と表情で、いろいろ語ってくれました。10年前に東京国際映画で『チェイス!』が上映された時も、配給会社日活の招きで来日したことがあるのですが、あれから10年、あの時はまだとんがったお兄ちゃん、という感じがあったのに、すっかり大人の雰囲気が身についていました。10年前の写真と並べてみますね。まずは、2014年10月の写真。右隣は『チェイス!』のヴィジャイクリシュナ・アーチャーリヤ監督です。

そして、上の動画からキャプチャーされた今の写真。

ずいぶん印象が違うでしょう? でも、親しみやすい笑顔は一緒ですね。今、映画を撮っているそうですが、その映画『Sitaare Zameen Par(地上のスター)』はWikiによると今年の12月25日公開予定となっています。以前、こちらにも書いたように、監督作で『Taare Zameen Par(地上の星)』(2007)という作品を作っているのですが、その続編ではないようです。また、インタビューをまとめた記事でお伝えしますね。

しかしこの時のインタビュー、私はあがってしまっていつも以上に英語がメロメロで、あせりながしゃべったのですが、アーミルはまるで間に誰かがいて通訳してくれでもしたかのように、こちらの質問意図を理解して、うまく答えてくれました。日本人の通訳さんもいらしたのに、ヒンディー語で伝えたいこともあったのでブロークン英語でやってしまったのですが、アーミルのあの理解度は驚異的でした。元々頭のいい人だと思いますし、それに加えて、ファンサービス?精神に溢れる人のようです。この日の通訳さんは珍しく男性の方で、それはそれは流ちょうにお話になり、アーミルが最後に「今日のインタビューはこれで終わりです。お疲れ様でした」と松竹の方(若い女性のスタッフの方ばかりなんですが、これまた皆さん英語がきれい)から告げられたあと、「通訳さん、どうもありがとう。とても美しい通訳に感謝しますよ」と親指で「GJ!」をやりながらお礼を言っていました。3時間近く、それも昼時にかかってのインタビューだったのに、最後まで機嫌良く対応してくれて、あなたこそだわ、と思いながら帰ってきた私です。

こんなアーミル・カーンと、2021年まで彼と結婚していたキラン・ラオ監督による、とても楽しく、かつトリッキーな秀作『花嫁はどこへ?』は10月4日(金)から公開です。最後に映画のデータを付けておきますので、あと1ヶ月、楽しみにしてお待ち下さい。

『花嫁はどこへ?』 公式サイト
 2024年/インド/ヒンディー語/124分/原題:Laapataa Ladies/字幕:福永詩乃
 監督・プロデューサー:キラン・ラオ
 出演:ニターンシー・ゴーエル、プラディバー・ランター、スパルシュ・シュリーワースタウ、ラヴィ・キシャン、チャヤ・カダム 
 配給:松竹
10月4日(金)新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町、シネリーブル池袋ほか全国公開

 

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