先日のマラヤーラム語映画上映会に続いて、テルグ語映画の上映会もがんばっています。Periploさんから数日前にお知らせいただいていたのですが、アップするのが遅くなりました。ごめんなさい。
『我ら』
(2014/テルグ語/英語字幕(予定)/原題:Manam) 予告編
監督:ヴィクラム・クマール
主演:アッキネーニ・ナーゲーシュワラ・ラーオ(ANR)、ナーガールジュナ、ナーガ・チャイタニャ、サマンタ・ルス・プラブ、シュリヤー・サラン
■日時:2014年6月7日(土)午後2:00~
■会場:埼玉県川口市、SKIPシティ・彩の国Visual Plaza
■料金:大人1,900円(予約)/2,000円(当日)
■字幕:英語字幕付き
■主催者:Indoeiga.com (こちらから予約出来ます)
■Periploさんによるご紹介&予約ご案内サイト
■カーヴェリ川長治さんによるわかりやすいご紹介サイト
本作は、今年2014年1月22日に90歳で亡くなった、アッキネーニ・ナーゲーシュワラ・ラーオ(ANR/1923.9.20生まれ)の最後の出演作です。テルグ語映画ではNTR(N.T.ラーマラーオ)と並ぶ代表的な俳優で、75年の俳優人生で出演した作品は250本以上にのぼるとか。本作の撮影開始後に結腸ガンであることがわかり、昨年10月にそれを公表したあと手術を受けたのですが、最終的には心臓マヒで帰らぬ人となりました。手術後の回復期に本作のアフレコも自ら進んで済ませたそうで、そういったエピソードもPeriploさんのブログに紹介されています。
そのANRの息子が、1980年代後半にデビューし、たちまちテルグ語映画のトップ男優となったナーガールジュナ。1990年代の活躍ぶりから見るとちょっとペースが落ちましたが、近年も様々なヒーロー役をこなしている二枚目俳優です。さらに、このナーガールジュナの息子がナーガ・チャイタニャ。つまり、本作はANRが息子&孫と共演した遺作なのです。
ストーリーもこの三代共演を意識した、ちょっとややこしい輪廻転生物語とか。とはいえ、2人の人気女優サマンタ・ルス・プラブ(『マッキー』)とシュリヤー・サラン(『ボス その男シヴァージ』)も巻き込んで、ナーガールジュナとナーガ・チャイタニャにはクラシカルな前世シーンとモダンな現在の両方を演じさせるという、1本で二度おいしい作品にもなっています。その象徴みたいな、メイキングも入ったソング・シーンはこちらです。
さらに、このお方などもカメオ出演なさっているとか。ボリウッド映画ファンにとっても見逃せませんね。どうも梅雨入り期間中となりそうな土曜日の6月7日、テルグ語の文字通りの”ファミリー映画”でうっとうしさを吹き飛ばすのもいいかと思いますよ~。