信楽高原鐵道は2月にSKR500形を投入した。これに伴いSKR205号は、紀州鉄道にKR205号として譲渡、SKR301→KR301と共に先月15日から走り出した。このことにより、日本最後のレールバス、キテツ2形は4日に引退する。
また、明知鉄道では3/31をもってアケチ6号が引退、その置き換えの新車、アケチ101が先月8日から走り出した。
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レールバスの置き換えについて、中部・近畿地方で大きな動きがあった。
まず、信楽高原鐵道は2015秋に導入したSKR400形に続いてSKR500形を導入、SKR200形で唯一残った205車両を置換え、SKR310形×2両、SKR400形、SKR500形の4両体制となった。SKR500形は信楽高原鐵道初の転換クロスシート、当たり車両だが、イベント列車では優先的に充当されるのではないかと思う。逆にSKR400形はオールロングだからハズレ車両か。乗車時間はせいぜい20分ぐらいだから、大して気にならないけどね。
1運用なのに4両も必要なのは、SKR310同士2両、SKR400+SKR500でしか運用できないからか。平日朝は、定員227(座席数97)のSKR400+SKR500を充当して、それが検査の時は、定員188(座席数88)のSKR310×2を充当させるのではないかと。現状だと、SKR400がSKR310と連結できなくて、平日朝に充当できずに、輸送力の大きさを持て余しているからな。
信楽高原鐵道は、2013年の台風豪雨で1年間運休になったけど、新車が導入されてなによりだ。でも、並行する国道307号線が、信楽道路として改良されれば、どれくらい影響が出てくるかわからない。
紀州鉄道は、去年1月末に譲渡されたSKR301→KR301に続いての信楽高原鐵道からの譲渡、北条鉄道からの譲渡車で統一されていたのが、信楽高原鐵道からの譲渡車で統一されることになる。これにより、元北条鉄道のキテツ2形は引退、最後の2軸車LE-CarIIは営業運転を止めることになる。
LE-CarIIの2軸車タイプの営業運転は止めることになるが、御坊から25キロのところにある有田川鉄道公園では、有田鉄道で走っていたハイモ180が動態保存され、運転体験もできる。3月には紀州鉄道からキテツ1形が運ばれたので、これも動態保存するだろう。和歌山で動態保存しているレールバスが、樽見鉄道から譲渡されたハイモ180と北条鉄道のフラワ1985形というのが面白い。
LE-CarIIのボギー車タイプについても、明知鉄道からの撤退で、樽見鉄道のハイモ230と、いすみ鉄道の206の2両を残すだけになった。ミャンマーに行けば、結構走っているけどね。
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