JR西日本のダイヤ改正、岡山地区の改正概要は以下の通り。
●「サンライナー」16本のうち、13本を土休日運休とする。
●データイムの岡山県内の山陽本線において、岡山~和気間の列車を岡山~瀬戸間に短縮変更する。また、赤穂線の岡山~長船間の列車を岡山~西大寺間に短縮変更する。
●桃太郎線の岡山発着時刻を午後時間帯において30分毎とし、わかりすくさせる。
●津山発4時29分の岡山行を4時48分に繰り下げる。また、岡山発23時20分の津山行を23時06分に繰り上げる。山陽本線、赤穂線、伯備線についても最終列車を数分繰上げる。
JR西日本のダイヤ改正、岡山地区では「サンライナー」やデータイムの列車の運転区間の見直しがされることになった。
まず、夕方から夜にかけて毎時2本ずつ運転している「サンライナー」は、土休日ダイヤで大半の運転を取り止める。普通への格下げはなく、列車本数としては純減という形になる。このことで土休日に運転する「サンライナー」は、岡山発15時32分、17時30分、福山発18時44分だけになる
岡山と福山の間の所要時間を見ると、普通列車で1時間以下に対し「サンライナー」は52分で、その差は10分もない。ましてや、快速通過駅と快速停車駅の利用客数差はそれほど変わらない。急ぎたい人は新幹線を使えば16分だけど、料金+運賃は2.8倍の2750円になる。秋の減便改正では平日の「サンライナー」の運転時間帯を縮小する形で本数を減らすのだろうか。その場合、117系の車両動向も気になるところだ。4両固定2扉だから、115系、213系より使い勝手が悪いからな。
土日のサンライナー大幅減便の他に、岡山発10時49分の糸崎行の運転を取り止めている。改正前は岡山発10時07分、31分、49分、11時10分と20分前後の間隔だったが、改正後は10時34分から11時10分まで36分も開くことになる。10時40分の伯備線を入れても30分のタイムラグだ。10時43分の「こだま」に乗れば、新倉敷で追いつくことができるが、9分のための870円は微妙なところだ。この糸崎行に接続する広島方面への列車も運転を取り止めている。
岡山から東方向については、データイムの和気発着5往復を瀬戸発着に変更することになった。このことで和気だけでなく、万富、熊山も毎時2本から毎時1本に半減する。岡山発で9時台から13時台、瀬戸発で10時台から14時台までそれに該当する。熊山駅近くには岡山白陵高校、和気駅近くには和気閑谷高校があるのだが、学生が午前中に帰るときに捌ききれるだろうか。
赤穂線についても、岡山発で9~14時台、西大寺発で10、12~15時台の長船発着を西大寺発着に変更する。このことで、長船だけでなく大富、邑久も毎時2本から毎時1本に半減となる。こちらについても邑久高校の通学需要が気になるところだ。
桃太郎線は岡山発で13時52分から19時52分まで、岡山着で15時35分から20時05分まで30分ヘッド化となる。改正前は岡山発15時17分、16時47分、18時16分とパターンから少し離れた列車の時刻も改善される。特に岡山発18時16分は18時22分に繰り下がることで、18時12分到着の東京発『のぞみ』からの乗換が可能となり、東京・大阪方面から桃太郎線沿線に帰る時の利便性が向上される。
津山線の最終が23時20分だったのを23時06分に繰り上げる。それに伴い接続する下り新幹線も、岡山着23時11分の広島行最終から22時51分の岡山止に変更、東京発は19時51分から19時30分に繰り上がる。津山線以外の最終繰上げは時刻修正程度で、山陽本線下りの倉敷行3分、赤穂線の備前片上行2分、伯備線の備中高梁行3分となる。伯備線の最終繰上げで、総社までの最終は桃太郎線と同時刻になる。総社着は伯備線経由の方が7分早いが。山陽本線上り三石行と桃太郎線の最終列車については、繰上げはない。
津山線の始発についても津山発4時29分だったのを4時48分に繰下げる。岡山着は5時45分だったのが6時07分に繰下げ、高松発初電と変わらず、福山発や備中高梁発始発の5時47分より早かったのが、糸崎発の6時13分着と変わらなくなる。東京行き新幹線への接続も6時01分だったのが6時18分に繰り下がる。
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