JR西日本の3/13ダイヤ改正、播但線や兵庫県内の山陰本線の改正概要は以下の通り。
●播但線において、姫路発13時29分の福崎行、福崎発10時09分と13時43分の姫路行を増発、姫路~福崎間を毎時2本体制とする。
●播但線の寺前発7時26分の和田山行、和田山発9時29分の寺前行を豊岡まで直通させる。
●播但線の長谷駅に全ての列車を停車させる。
●山陽本線、福知山線、播但線などで終電を繰り上げる。
●山陰本線の和田山、八鹿、江原、豊岡、城崎温泉、播但線の竹田、生野駅にICOCAサービスを導入する。
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播但線ではデータイムの増発などの見直し、山陰本線の福知山~豊岡間ではデータイムや夜間などで列車を見直すことになった。
播但南線については、姫路発で12時52分から13時52分までの1時間のタイムラグに13時29分発の福崎行を新設する。また、福崎発10時09分は土日だけ運転だったのを平日も運転することで、1時間のタイムラグを解消、福崎発13時12分から14時05分までなかったのが、増発することで13時10分、43分、14時07分となった。
リリースにないところでは、姫路発9時22分と12時22分を寺前行だったのを福崎行に変更している。上りについても、寺前発10時53分発を福崎発に変更、11時57分、12時55分、13時46分発だったのを、毎時25分発としている。このことで、9時台~14時台まで福崎~寺前間では約1時間の運転間隔で揃うことになる。
播但北線は朝の1往復が山陰本線に乗り入れる。播但線のキハ40形は福知山電車区豊岡支所所属だから、送り込み回送を時間帯を変えた上で営業運転化させたのだろう。改正前の和田山発豊岡方面は7時36分から9時30分までタイムラグがあったが、改正後は8時27分の新設で1時間前後の間隔になっている。豊岡発も7時55分から9時12分まで開いていたが、和田山までは8時47分発が追加という形となる。この列車は浜坂発から38分接続となる。以前は「天空の城 竹田城跡号」が、臨時列車として、城崎温泉と寺前を結んでいたが、「うみやまむすび」に改造されて運転区間は城崎温泉~天橋立間に変わった。
リリースにはないが、データイムの列車を見直し、寺前発の11時50分の和田山行と、和田山発12時00分の寺前行が廃止となった。寺前発13時04分の列車を12時46分に繰り上げたが、10時42分から2時間開くことになる。但し11時14分に特急「はまかぜ」が設定されている。改正前は和田山での接続が城崎温泉行2分、福知山行4分と余裕がなかったが、時刻繰上げで20分前後の余裕のある乗換となった。和田山発も和田山10時52分発を11時12分発に繰り下げたものの、12時57分まで1時間45分のタイムラグが発生する。こちらも福知山発普通列車からの接続時間が3分しかなかったのが、20分以上に拡大する。
夜間時間帯については、寺前発20時36分の和田山行を20時48分に繰り下げて、和田山での山陰本線への接続時間を6分に短縮する。また、和田山発20時20分の寺前行を20時37分に繰り下げ、豊岡発普通から5分で接続させる。播但線を経由することで、福知山線経由より20分以上早く大阪に着くことができる。
寺前の1駅北にある長谷駅は、下り初列車、データイム2往復、夜間1往復の3.5往復が通過していたが、今回の改正では全ての列車が停車することになった。但し先述したようにデータイムは1往復減ったので、増停車となったのは2.5往復だ。長谷駅は隣駅との距離が両方とも空いているから、寺前から生野まで14キロノンストップだったのだけど、それも解消となる。長谷は乗車人員が19人、2番目に少ない青倉の半分以下で、全ての列車を停車するのは燃料の無駄という感じだったのだけど、減便でその分が浮いたのだろうか。
播但線では、姫路発時刻を21時台後半から徐々に時刻を繰り上げており、本数を削減はしていない。そのため、運転間隔は短縮しており、改正前は21時30分発から28、25、31、35、39分間隔となっていたのが、改正後は21時28分発から17、19、29、31、29となっている。22時台、23時台は04、33と統一されるが、最終の23時33分以外は新快速が着くのとほぼ同時の発車になっている。寺前行最終は23時33分と改正前から35分も繰り上がる。そのため、東京発20時54分の姫路止最終「のぞみ」からの接続がなくなり、東京発20時09分の岡山行「のぞみ」からの26分接続になり、東京発が45分も繰り上がる。
山陰本線は福知山発12時11分の豊岡行を廃止することに、このことで11時08分から13時05分まで2時間近いタイムラグが発生する。また、福知山発23時03分の豊岡行は運転を取り止め、和田山、豊岡方面への最終が54分繰り上がる。京都発20時37分の特急が豊岡方面最終となり、20時23分の新幹線が最終となる熊本と変わらなくなる。
豊岡から先では、豊岡発19時10分の快速浜坂行(城崎温泉~香住間の各駅、餘部停車)を廃止、17時00分と18時05分の浜坂行を、17時29分と18時40分に繰り下げる。これに伴い福知山発16時10分の城崎温泉行は豊岡行に短縮変更させ、17時29分の列車に新たに接続させる。福知山発17時46分の豊岡行は城崎温泉行に変更するものの、その先の接続列車がなくなる。
夜間は、豊岡発22時14分の最終香住行を21時23分に繰り上げた上で浜坂行に延長変更する。豊岡~城崎温泉~香住間は最終が51分繰り上がるが、香住から先は最終が63分繰り下がる。この浜坂行は平日のみ鳥取行に28分で接続する。この鳥取行の運転のない土休日は特急は21時06分、普通は20時05分が浜坂以西への最終となり、改正前と変わらなくなる。
ICOCAサービスの新規導入は特急停車駅だけ。この辺は特急通過駅が少ないけど、223系に車載型IC改札機を取り付けるのとどっちがいいのろうか。それより先に丹鉄の宮津と天橋立に導入するような気がするのだけど。
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