東武鉄道は『日光夜行号』を新宿から設定することを発表した。運転日は10/5と12に、使用車両は東武『スペーシア』とする。列車は新宿を22時45分に出発、池袋、大宮と停車し、東武日光は2時26分に到着、3時半まで列車内での仮眠が可能とする。
『日光夜行号』はパッケージツアーのみの販売で、東武トップツアーズの他に、クラブツーリズム、京王観光、日本旅行からで取り扱う。
なお、浅草発については10/13、19、20に、23時55分発での運転を行う。これについては東武トップツアーズでの販売となる。
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ついに東武の夜行列車がJRに乗入れることに。私鉄の車両を使用した国鉄からの夜行列車というのは前例があるのだろうか。富士急の気動車を充当した『かわぐち』辺りが怪しいと思うのだけど。始発駅は新宿だが、池袋に停車することで、自社の東上線からも日光へ行きやすくするようだ。
新宿発は22時45分と、浅草発よりも70分早い。それでも尾瀬行バスよりは45分早いのだが。この時間帯は湘南新宿ラインが29分開き、埼京線が41分から48分までないから、スジを組み込みやすいのだろう。邪魔する湘南新宿ラインはないものの、新宿から大宮までは40分近くかけてゆっくり走る。栗橋には日付が変わる頃に到着するが、蓮田か久喜で貨物列車などに追い抜かれればもう少し遅くなる。東武日光着が10分早い浅草発が春日部を0時42分に出発することを考えると、栗橋の連絡線のところで1時間以上は止まるのではないかと。あとは、長時間停車なしで東武日光まで走り切るのだろう。
パッケージツアーの価格については、旅行会社のHPで調べても不明だ。浅草発とは1200円差あるから、往復で2400円高くなるだろうけど、パックの内容で変わるかもしれない。ツアーを販売する旅行会社に京王観光が入っているのが新宿発らしい。小田急トラベルでの販売はないのだろうか。東武フェスティバルの臨時では販売したというのに。あと、JRのびゅうトラベルでの販売もないな。
3時半まで仮眠できるということで、その場合の乗車時間は4時間45分、4時間足らずの尾瀬夜行よりゆっくりいられるし、グリーン車並みのスペーシアだから高速バスよりゆったり寝ることができるかもしれない。
新宿発は日光夜行のみの設定で、尾瀬夜行やスノーパルの設定はない。現段階では、野岩鉄道もJRも走れる車両がないからだ。途中駅乗り換えというのも面倒だし、せいぜいやるとしたらアーバンパークラインの大宮発ぐらいか。尾瀬へは、関越交通のバスがバスタ新宿から出ているから、それで十分なんだけど。運用に比較的余裕のある253系を充当させれば、八王子や横浜からの設定も可能だ。夜行としての需要は少ないけどね。
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