しーさるの鉄日記

京阪特急プレミアムカー

京阪電鉄では、平成29年上期を目途に8000系特急に『(仮称)京阪特急プレミアムカー』を導入することを発表した。

8000系特急の京都側から6両目を、1扉車に改造、快適性にこだわった2列+1列のリクライニングシートを導入し、大型テーブル、電源コンセントを設置する予定である。また、専属のアテンダントが乗務することを予定している。

『(仮称)京阪特急プレミアムカー』は全席指定とし、専用サイトでの予約・決済可能を検討している。

なお、改造しているまでの間は、8000系を7両で運用する予定である。

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大阪から関空や和歌山方面は着席保証のある列車が設定されているが、大阪と京都を結ぶ列車は初めて。『はるか』は自由席でも着席保証あるけど、料金が650円かかるうえ、新大阪と天王寺しか経由しないからな。京橋や七条といった途中駅からの利用も多いことを考慮すると、着席保証の需要は高いかもしれない。

淀屋橋から出町柳までの運賃は470円で、京橋から七条までの運賃は400円。近鉄特急が40キロまで510円であることを考えると500円か600円ぐらいの価格設定が妥当かもしれない。でも、一部では運賃以下とか運賃と合計で1000円以下という報道があるから、400円以下になるだろうな。平日データイム300、平日朝夕と土休日400、特別日(正月や祭りの日)500と細分化しても良さそうだけどね。そうすれば、平日でも樟葉・枚方市からの需要が見込めそうだし。

淀屋橋から出町柳までの乗車時間は56分、京橋から七条でも乗車時間は41分になる。56分は、南海サザンの新今宮から和歌山市や、近鉄特急の鶴橋から名張間に匹敵する。つまり、乗車時間を見る限りでは、特別車両が走ってもおかしくない状況だったのだ。また、京橋~枚方市間は15分、これは近鉄特急の鶴橋~生駒間と同じだから、ライナー的な使われ方もされるだろう。

中型車の特急型車両、京成AE型の中間車定員が52人だから、定員は39人になる公算が大きい。現状の中間車は座席58人、立席込みで113人だから、その分輸送力が減るのだな。でも、全体から見たら大したことないし、3000系と混在させれば正月輸送もやっていけるだろう。

現状、特急13運用のうち、8000が8運用、3000が5運用だけど、これは維持されるのだろうか。プレミアムカーありが8運用、なしが5運用という感じで。プレミアムカーありが連続した場合と、そうでない場合の、予約の埋まり具合が気になるところだ。

あと気になるのは、切り替え時期の扱い。JRの特急型車両の普通運用時のグリーン車のような締め切り扱いとするか、常磐線のE531の時のような乗り得客扱いとするか。7両で運用させるという記述から、車両の通り抜けもできなくする締め切り扱いにすると思うのだけど、正月や祭りの時期は苦情が殺到しそうだ。

それにしても車齢が30年近い8000系を改造するとはね。それだけ、京阪が車両を大切にするというのもあるけど。


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