3/18のJRグループ改正、JR北海道の改正概要は以下の通り。
★261系20両を新製投入、『北斗』3往復を『スーパー北斗』にする。これに伴い『(スーパー)北斗3号』は9分の時間短縮、『(スーパー)北斗12号』は4分の時間短縮を行う。なお、261系の投入に伴い、183系0代残り14両は順次廃車する。
★『スーパーとかち1号』の新得発と十勝清水着を7分繰り上げる。また、『スーパーとかち4号』を帯広~十勝清水まで4分繰上げ、十勝清水~新得まで6分繰り上げる。
★新得発910の帯広行を929発に繰り下げ、滝川発549からの乗り継げる代行バスから接続させる。
★江部乙発752の岩見沢行を延長変更、深川発741の岩見沢行とし、土休日を含めた毎日運転とさせる。なお、滝川735発の江部乙行は廃止する。
★『なよろ6号』の名寄発を25分繰下げ、旭川着を15分繰り下げることで、『カムイ30号』への接続時間を29分から15分に短縮する。また『なよろ8号』の旭川着を6分繰り上げることで、一本前の『カムイ32号』に接続できるようにする。石北線についても時刻を見直し、乗り換えを改善する。
★石狩当別発1115の浦臼行を1145発に30分繰り下げる。このことで札幌発1100から乗り換えることが可能となり、接続時間も現行の40分から8分に短縮する。
★新十津川発940の石狩当別行を20分繰下げ、新十津川駅の折り返し時間を12分から32分に拡大するとともに、石狩当別での乗り換え時間を35分から15分に短縮する。
★遠軽発1959の北見行を15分繰下げ2014発に、それに接続する北見発2128の網走行を12分繰下げ2140発に変更する。網走発1744の遠軽行は北見行に変更、その代わりに北見発1936の遠軽行を新設し、27分繰り下げるとともに2両に増結する。
★函館発2251大沼公園経由森行最終を29分繰上げ2222発に変更する。代わりに2213発の『はこだてライナー』を57分繰下げ、2310発に変更する。結果、桔梗、七飯方面への最終は19分繰り下がる。
★網走~釧路間の快速『しれとこ』を『しれとこ摩周号』に変更する。
★根室線の羽帯駅を廃止する。
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ここ最近は、新幹線がらみとローカル線普通列車の削減を行なってきたJR北海道のダイヤ改正。今回は、函札間特急の全列車のスーパー化と、一部列車の時刻変更と比較的規模の小さいものになった。全列車『スーパー北斗』となったものの『スーパーかむい』のように愛称から『かむい』が外れることはなかった。
函札間特急は、1994年に半数をスーパー化してから24年かけての全列車スーパー化。183系も130キロ対応改造させたから、スーパー化するまでそれなりに時間がかかった。
下りについては、3号、13号、17号ともに函館発を繰り下げ、特に3号は9分繰り下げの7時37分発となった。3号、13号の札幌着は現行通りだが、17号の札幌着は1分繰上がった。
上りについては8号の札幌発が2分繰り下げ、12号の札幌発は1分繰り下がっただけだが、函館着は3分繰り上がった。22号はスーパー化したもののダイヤに変更はなかった。最高速度が120の283と183NNではそれほど差がないということなのだろう。現行のスーパー北斗でも3時間50分前後かかるものがほとんどだし。
『北斗』から撤退した余剰となったNN183は『オホーツク』、『大雪』に組み込みれるのだろう。『オホーツク』の半室グリーン車は183の基本番台だけど、NN183のハイデッカーグリーン車が組み込まれるか、グリーン車の設定がなくなるか。
『スーパーとかち4号』の時刻繰り上げは、新得発普通帯広行が代行バスと接続するために時刻を繰り下げたことによるもの。接続しなければ代行バスの役割を果たしてないからな。新得では『スーパーとかち4号』が発車した3分後に普通が発車することに。いわば、代行バスは『スーパーとかち4号』にも接続することになる。この『スーパーとかち4号』の時刻変更で他の特急のスジも変わった。
快速『なよろ』は接続の見直しで、名寄から札幌までの所要時間が3時間と2時間52分に。頻度の高い特急への接続時間が29分の現状がおかしいわけだが。『なよろ6号』が石北線下り普通に接続しなくなるのだけど、新旭川に停車させれば事足りるのではないかと。エアポートも白石に停車しているし。重要がないといえば、それまでか。
札沼線の末端区間は、上り始発終列車の20分繰り下げで、於札内から南下徳富、下徳富から中徳富への駅歩きしながらの折り返しが可能になったか。ある意味、宗太郎越えの駅降りよりは楽だけど、廃止待ちだからな。利用客数を考えると、新十津川から札幌までの時間短縮というより、廃止が決まって葬式客で混雑遅延した時の折り返し時間確保と考えた方が妥当かもしれない。
森行最終普通は、13分のタッチ差で最終新幹線からの接続を受けない列車か。20分繰り下げでも良さそうだけど、沿線人口的にそこまでの需要がないということなのだろうな。接続も悪いし、新函館北斗のキスアンドライドが一般的なのだろう。
今回の駅の廃止は、乗降客数ゼロの羽帯だけ。廃駅が1駅だけということは、駅廃止が一旦落ち着いたということなのだろうか。でも、根室本線だけでも尺別と初田牛が廃駅対象として残っているし、宗谷本線はさらに残っているからな。
この駅は帯広近郊にあったので7年前に駅降り済み、この時から一部の普通列車は通過していたので、新得方面は5本、帯広方面は3本しか停車列車がなかった。駅に降りて5分後、新得寄りの踏切をトラクターが通過、スーパーおおぞらを撮影した後、1時間かけて御影まで歩いた。
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