しーさるの鉄日記

駅降り行動:常磐線(草野~木戸)


いわき近辺の駅降り行動2日目、今日は常磐線のいわき以北を攻めることにした。震災以来、通過すらしなかったいわき以北だったが、久々に行くことになった。
まず、日立発5時35分の普通列車でいわきへ、いわき発7時12分の列車で駅降りを開始した。駅降りした順序は以下の通り、数字はいわきからの駅数。

4末続ー3久ノ浜ー6木戸ー1草野ー2四ツ倉ー5広野

草野は海側駅舎の2面3線、両ホームは富岡寄りの跨線橋で結ばれている。2番線は早朝の始発列車のみが使用する。1番線と2番線の間に中線、3番線ホームの外側に側線が数本あり、いわきに置き切れない車両を留置すると思われる。そのためか、昔は上野から草野行が設定されていたが、今は先述の始発だけだ。
窓口には9月で業務終了の貼り紙がしてあったが、残務処理なのか駅員が対応していた。ひたち特急券のネット販売が進んだことから、窓口販売の必要がなくなったという判断なのだろう。

四ツ倉は、海側駅舎の相対式、両ホームは富岡寄りの跨線橋で結ばれている。上下線は離れており、下り線ホームの外側には電留線の跡地があった。ここも3月半ばに窓口扱いを止めたとの貼り紙があったが、窓口扱いを行っていた。周辺は古くからの町で、歩いて20分のところには、道の駅があった。

久ノ浜は、海側駅舎の相対式、両ホームは富岡寄りの跨線橋で結ばれている。以前は中線があったためか、上下線は離れている。有人駅で6時50分から17時10分まで窓口業務を行う。駅舎は古いが、少し離れてバリアフリーのトイレが整備され、改札外、ホームの両側から利用できる。駅周辺は民家が多く、近くにはコンビニもある。

末続は、山側駅舎の相対式、両ホームは富岡寄りの跨線橋で結ばれている。駅舎は赤い屋根の木造、駅周辺の道路が坂道になっているくらいのところにあるが、上りホームのいわき寄りからは海を臨むことができる。

広野は、山側駅舎の2面3線、両ホームは富岡寄りの跨線橋で結ばれている。中線は折り返し列車が使用する。有人駅で8時10分から18時半まで駅員が窓口対応を行う。童謡汽車は、この辺りをモデルにしたということで、ホームに歌碑、郵便局のポールに歌詞が書かれている。駅舎のある山側は町の中心で広野町役場がある。海側にはコンビニの入居するビルやホテルを中心に整備されたが、駅舎と逆側なので遠回りしなければならない。
広野までの往復は、去年夏から設定された651系運用の普通列車を利用した。車内は全てのシートが向かい合わせ、E531のボックスに合わせたというより、富岡でシートを回転させる手間を省いたのだろう。そのせいか、大半の客が1人で4名分のシートを使うという贅沢状態になる一方、四ツ倉からの客はデッキで躊躇していた。方向幕はいわき以北普通専用のものに変えられ、回送、臨時、試運転、団体、普通、快速、普通・いわき、普通・広野、普通・竜田、普通・富岡となっていた。車内の情報案内LEDは使われておらず、消えたままになっていた。

木戸は、山側駅舎の相対式、両ホームはいわき寄りの跨線橋で結ばれている。無人駅なので窓口部分は封鎖されている。駅前は広くないものの、クルマが停まれるように整備、駅近くには除染工事者向けなのか、新しいホテルがあった。
これで常磐線の駅降りは木戸まで終了、来年3月のJヴィレッジ開業までは全国の複線かつ電化区間の駅降りは完了という状態になる。残った常磐線の駅は、全線復旧から少し経った2021年ぐらいにしようかと。具体的には2020年夏に竜田以南と桃内以北の6駅、2021年春以降に復旧区間の3駅といった感じか。
午後からは、磐越東線で降り残した川前まで往復した。川前は島式、郡山寄り右側にある駅舎は去年建て替えられたばかりのものだ。建て替えられる前は味のある木造駅舎が建っていた。駅前は物置のような観光案内所があり、レンタサイクルも取り扱っているが、冬季は開いていなかった。山間で隣の駅と離れているが、民家が駅周辺に集中している。
ハワイアンズで休憩した後、湯本から普通列車を乗り継いで帰宅した。

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