南海電鉄と泉北高速では12/5にダイヤ改正を行なうことを発表した。改正概要は以下の通り。
●難波~和泉中央間に南海11000系による特急「泉北ライナー」を新設、同区間を最速29分で結ばせる。泉北高速線内は泉ヶ丘~和泉中央間の各駅、南海線内は天下茶屋、新今宮、難波に停車する。
運転本数は平日:上り7本下り6本、土休日:8往復とし、特急料金は大人510円、小児260円で統一、チケットレスサービスも導入する。
●泉北高速からの準急の一部を区間急行にすることで、運転時間帯を拡大、朝は難波行だけでなく和泉中央行も3本運転、データイムも毎時2本運転する。このことにより、データイムの泉北線(難波~和泉中央間)は、区間急行、準急、各停が毎時2本運転されることになる。
●上記事項に伴い、データイムの高野線も見直し、難波~河内長野間は毎時1本ずつ減らし、急行(または区急)、各停ともに毎時4本とする。
●泉北線及び高野線の区間急行に女性専用車を導入する。
●堺東行き最終を5分繰下げ、難波において御堂筋線からの接続を図る。
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30分足らずの区間に「泉北ライナー」の新設、小田急の特急ホームウェイだと新宿から多摩センターまで32分だから、それより所要時間は少し短い。泉ヶ丘を出ると天下茶屋までノンストップ、他の特急は停車する堺東は通過となる。堺東を通過する営業列車って初めてなのだろうか。
朝夜を中心に1時間半毎に運転すると予想。11000系の1運用になるだろうけど、1編成した11000系が検査に入った時はどうするのだろうか。まさか、余剰となった10000系で走らせるとか。どっちにしろ、「りんかん」は31000系だけの4連に減車されそうだな。
泉北高速は、データイム準急の半数を区急化、つまり中百舌鳥、百舌鳥八幡、三国ヶ丘は通過となる。建前は4分の時間短縮だけど、やはり他線への客流出を最小限にするのが狙いなのだろう。今では御堂筋線だけでなく、JR阪和線も大阪へ直通するようになったのだから。
データイムのダイヤ予測は以下の図。
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泉北急行が泉北各停を堺東で追い抜くことで、泉北への有効本数が減ることになるが、中百舌鳥→泉北方面へほぼ15分毎にするのは仕方がないか。待避パターンを変更すると、高野線各停と高野線区急のスジがカチあいそうだし。