2021年の名鉄のダイヤ改正、次は豊川線を見てみる。そのついでに豊橋鉄道。
●豊川線
5月改正では平日データイムの名古屋方面への乗り入れを取りやめ、10月改正では平日、土休日ともにデータイム一部時間帯の運転本数を毎時4本から毎時2本に削減、土休日も名古屋方面への乗り入れがなくなる時間帯が発生することになった。
平日ダイヤを見ると、5月改正にデータイム(国府発10時58分から16時00分、豊川稲荷発9時55分から15時24分)の一宮~豊川稲荷間の急行(一部準急)を廃止して、代わりに国府~豊川稲荷間の普通を新設することになる。いわば、急行が本線内で部分廃止になり、豊川線内としては国府発10時58分と15時58分を2分繰り下げただけだ。本線からの直通が中止になった列車、豊川稲荷行は特急から6分で接続するが、国府行は接続列車がないので、次の国府行に乗っても同じ名古屋方面の特急だ。
10月改正では、データイム(国府発10時56分から13時56分、豊川稲荷発10時38分から14時04分)の運転本数を毎時4本から毎時2本に削減することになった。廃止になるのは国府発12分、42分、豊川稲荷発25分、55分。豊川稲荷行は急行豊橋行、急行岐阜行からの接続がなくなり、国府行は急行豊橋行への接続がなくなり、特急との接続が基本となる。先述した通り名古屋方面へは接続がないから、減便のダメージは少ない。豊川から豊橋へは、飯田線が乗り換えなしで毎時4本運転されているから、そちらの方が優位になる。
休日ダイヤを見ると、5月改正では豊川稲荷発で14時台後半、国府発で15時台後半から準急一宮行が急行に格上げとなり、発車時刻を少し繰り下げている。10月改正では、国府発で11時26分から14時28分まで、豊川稲荷発で11時08分から14時36分まで30分毎の運転となった。この時間帯に本線から直通する急行は国府折り返しに変更となる。急行一宮行は豊川線内も含め廃止され間引かれたような形に、急行豊川稲荷行は国府始発の普通になったが、26、56分発となったため、28、58分に国府に到着する急行から接続はできなくなった。
●豊橋鉄道
名鉄と同じく5月22日に、13年ぶりのダイヤ改正を行なった。
まず、市内線を見ると、運動公園前では平日朝6時台2本しかなかったのを4本に増やし、始発を6時10分から6時05分に繰り上げた。井原まで600メートル歩けば赤岩口からの列車に乗れるけど、近いに越したことはない。駅前着は6時33分だったのが6時28分に、35分発の新快速大垣行、40分発の東京行新幹線に乗り継げるようになった。
データイムは、7分間隔だったのを7.5分間隔に変更、毎時9本から8本に減らしている。赤岩口行も運動公園行も14分間隔から15分間隔に、本数は少し減ったものの毎時発車時刻は揃って分かりやすくなった。また、15分ヘッド化で、名古屋方面の名鉄、JRとの接続時間が固定されるようになった。なお、駅前発52分の赤岩口行はホットラムの固定運用となっている。
最終の赤岩口ゆきは、名鉄の最終繰り下げに合わせて、駅前発23時45分→23時50分に5分の繰り下げとなる。逆に赤岩口発の駅前行最終は、23時02分から22時53分に9分の繰り上げとなる。
渥美線では、新豊橋発22時台において、00、15、30、45の15分間隔だったのを02、25、45の約20分間隔に、23時台からの20分間隔を拡大している。22時30分発が22時25分発に繰り上がるため、23時19分着の名古屋方面からのJR新快速からの接続に余裕がなくなっている。それ以外は修正程度となっている。
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