何がということは言えないんだけど、こういう思いをしているということだけは誰かに分かってもらいたい。
地獄での出来事を思い返しながらの徒歩通勤途上、自分がものすごい失敗をしたことに気がついた。失敗といっても周りに影響を与えるものではなく、あくまでも自分自身の中の問題なのだけど、あの時なぜあのようなことをしたのかが自分でも分からない。いや、経験不足ということは明らかだ。とはいえ、こんな凡ミスをするのは日本で僕だけなのではないかというくらい初歩的な失敗だった。それに気がついたとき、もう何もかもを投げ出してどこかに行ってしまいたくなった。そして一日中このことが頭を離れず、今晩は眠れないのではないかと思ったけど時間が経って少し落ち着いてきたかな。でもすっかり疲れたのでしばらく休みたい。自分を責めるのも辛いものでね。かといって外に向ける筋合いもない。「引きこもり」誕生の過程を見たような気がする。壊れてしまわなかったら、そのうちに回想して語れるときが来ると思う。それまではそっとしといてね。