20年遅れでICOCAを使う機会を得たのは先週の日曜日のことだった。実際のところ、文字の読めない台湾で(漢字を自分なりに判読するが、アナウンスの声と文字が結びつかない)こういう自動運賃計算のチャージ式システムが大変助かったから、この便利さがけっこう昔からあるのは知ってたはずなんだ。けど、日本の片田舎で電車に乗るのが年に一度二度の暮らしをしていると別に切符を買うのに困らないし、あえて手持ちのカード類を一枚増やす機運にもならなかった。それが使ってみると、これは持っておくべき厳選カードの一つだな(20年遅れ)。
いや、博多からほど近い「海の中道」の水族館とかに行ったのよ。子供がクリームソーダなんか食べてる。敬虔なクリスチャンなら多少引っかかるところはあるだろうか。キリスト教において日曜は安息日であり、ソーダ水にアイスクリームを乗せたような魅力的な贅沢品は人間を堕落させてしまう。それで、19世紀のアメリカ各州で日曜のクリームソーダ販売を禁ずる法律ができ、このときにソーダ水抜きで考案された「サンデー」が人気を博し、のちに日曜日以外も売られるようになった「サンデー」が一定の地位を得るに至ったのだと。わたくしも敬虔なクリスチャン(自称)だけど、日曜日のクリームソーダには肯定的である。現代日本の幸福が凝縮されているではないか(あるいは堕落が)。
「キャナルシティ」にも行った。四半世紀ほど前に団体旅行で行ったことがあったはずだけど全然覚えてないもので、入り口から建物を見上げる景色は見たことがある気もするんだけど、まあ中は様変わりしてるのだろうな。上階にインド雑貨の店みたいなのがあって、衣装、香、アクセサリー類などいろいろなものが取り揃っていたんだけどクリケット関係はなかった。中途半端な店だな。一角には南太平洋方面の品もあったりして。でもクリケットがない。
でも何の旅行だったんだろう。思い返すと自分の自由時間がほぼなかった。ある程度は当然と思うだろう。けどその許容値を超える理不尽なレベルでな。
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