前に米川昭彦が、食べ物屋で店員の言う「はい、よろこんで~」に苦言を呈していた。たぶん、事あるごとに引き合いに出される「××になります」とか「よろしかったでしょうか」と同じような感覚で書いていたと思うけど、あれ、別にはやり言葉でもなんでもなくて、はいよろこんでチェーンでおなじみの大庄です。一業者の接客用と知っていたら、いくらなんでも読売新聞のコラムでそんなことは書かなかったろうな(と思ったら和泊町観光協会長も言ってた)。
「はい、よろこんで~」は明らかに客に向けた言葉で、意味も分かる。たとえ気持ちがこもっていなくても棒読みで不自然でも、なにも全国紙でけちをつけるほどのことでもないと僕は思う。「道とん堀」に比べたらな。
学生に自分のことを「よねピー」と呼ばせようとして嫌な顔をされる日本言語学者。
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