goo blog サービス終了のお知らせ 

トランセンデンス

2015年08月17日 | ■MOVIE

トランセンデンス

*完全ネタバレ*注意

この映画は、SF嫌いなあたしが、インターステラーに感動して、適当にSFみた中の一つ。

ジョニー・デップが科学者ウィルを演じる。で、ある日ウィルは過激派に撃たれて危機に陥る。
ウィルは元々、スーパーコンピューターの研究者で、意識を持つコンピューターを開発するため尽力してきた。
ウィルの妻が、死にかける夫に、コンピューターの中で意識として生きていくように説得し、いざウィルの意識をコンピューターへと送る壮大な実験開始。
って、どうやるねん?

ともかく成功し、ウィルはスーパーコンピューターの意識として生きていくことになる。妻と共に、今は妻を狙っている過激派から身を隠すようにして田舎の町に大きな施設を建設して、そこで色々な開発を進めていく。

腐った花が再生するだとかやってたら、そのうちウィルが怪我人の怪我までを蘇生するようになる。その蘇生を経験した人間は、人間以上の力を持つようになった。

妻はウィルのやっていることに不気味さを覚え始める。ウィルの脳をコンピューターへと送る実験を共に手伝ってくれた友人は、いつの間にか過激派に誘拐されていた。その彼も、冷静に考え、ウィルの意識をコンピューターへと送ることは、やはり良くない事だったと結論して、過激派と共にウィルを破壊する事にする。

ウィルの妻に会いに来た彼は、警告する。妻も結果的に彼らに協力する事に。
ウィルは力を使い、自分のやる事に反対する人間たちが邪魔できぬよう、蘇生を行い自らコントロールができる人間の数をどんどん増やしていく。

ウィルは自分の目的を達成するため、特殊な力を使い戦い続けた。

最後に奥さんがウィルと共に死を選び、ウィルは消滅する。
と言っても、ウィルの細胞のような意識は無数に世界中に散らばっており、また、妻とウィルの意識も、そのようにどこかへ消えたかもしれない?
が、世界はもとどおりを取り戻して、終わり、と言う具合。

この話は辛い。
なにが辛いって、ウィルが、奥さんが大好きで、彼のやったことすべては、奥さんのためだったからだ。
奥さんがコンピューターへとウィルを送り込んだのは、彼女の野心も含まれているし、ウィルはそれも分かってたに違いないのだ。
さらに奥さんが望んでいた世界に貢献する画期的な力を開発し彼女の望み世界を作ろうとただ一生懸命だった。

奥さんは途中からウィルを不気味に思い冷たく当たるし、ウィルが暴走していると思い戦おうとする。
全く、ウィルの心を考えない。

この映画は最初から最後まで、ただウィルがどれほど妻を愛してたか、が描かれていて、それだから本当に辛い。

こんな風に愛する女性を思う優しい男は、この映画は極端だとしても、現実で、多分ものすごく女性に尽くしてる。
相手の女性は多分尽くすタイプじゃない事が多いと思う。同じタイプは惹かれなさそうだし。

こういう勝手な女が自分と被って見える。

あら。

本当、ありがたい幸せをもっと感謝しないとな~って
全然SFとは無関係な意味で感じさせられる映画でした!

あんな思いを好きな人にさせたら、マジであかん。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿