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あるコンビニのお話②~復活!?編~

2006年02月24日 | ビニコン珍道中
まずお詫びしたいのは、前回から更新が遅れてしまったことである。
事件はリアルタイムで進行中だから、1日経つと状況も変わっていることがある。

前回は深夜営業ができなくなったという話だったが、それからわずか3日後、深夜営業は再開することになる。

今回は営業再開までの流れを書いていきたい。



深夜に働く人間が足りなくなってしまい、ついに22時閉店という伝家の宝刀でもない宝刀!?を抜いてしまったオーナーが次にとった策は、本部からの応援を要請することだった。

本部に要請をかけていることは前々から知っていたが、ついこの間になって、応援が来てくれることになった。

応援が来ることがわかると、オーナーは店の閉店時間を知らせる入口の貼紙を剥がした。

オーナーの口から深夜営業の再開が決まったことを知らされる。営業中止からわずか3日後の出来事だった。

そして17時にオーナーは帰宅し、22時前になって、応援部隊に業務を説明するのに再度登場した。

あれだけ本部の連中を嫌ったオーナーも、自分の店が究極のピンチにさらされたとなれば、本部の連中にも頭を下げて支援してもらうしかないだろうなと俺は思っていた。

しかし、現実はそれほど変わらなかった。


「私の体がもたない!」


「眠れないんだ!」

という言葉を威張りながら言っているオーナーの姿があったのだ。


あくまで店を助けるのは当たり前だと思っているような態度であった。

業務内容もそこそこに説明を済ませ、深夜勤務の時間帯になると、応援部隊がバックルームから出てきた。もちろんオーナーの姿はない。

応援部隊は夕方から勤務していた俺に、まだ帰らないうちに質問をと様々なことを聞いてきた。
当然である。慣れない店では備品がどこに何があるのかもよくわからないし、品物が何時くらいに入荷するのかも店によって違うからだ。

ただ、オーナーの説明はあまりに短いのが一番の原因だと思ったが。

俺は本来なら深夜がやる業務を少し手伝っていた。初めは慣れていないだろうから、少し負担を軽くしようと思ったのだ。

しばらくするとオーナーが帰る仕度をして出てきた。


「あれ?何やってるの?もう終わりでしょ?」

と俺は言われ、自分の中に怒りがこみ上げてくるのを抑えた。

そうだ。確かに勤務時間は終わりだ。
でも俺が何でここにいると思う?お前が説明しなかったことの尻拭いを俺がしてるんだ。なのに、なぜお前は先に帰る?一度応援部隊に任せたら知らん顔か、お前は?
初日なんだし、せめてもう少しいるべきなんじゃないのか?


こんなことを直接言えたら、俺の怒りも少しは早くおさまったのかもしれない。
しかし、俺は業務を終えてからもなかなか怒りがおさまらなかった・・・。

(続く)