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あるコンビニのお話③~終幕編~

2006年02月27日 | ビニコン珍道中
この1週間でバイト先には前代未聞の出来事が起こった。

まず、労働者不足→深夜営業の停止

次に、深夜営業の復活with応援部隊



さて、深夜営業は再開したものの、オーナーはあれ以来深夜には姿を見せない。
自分の店が雇った労働者ではない人が働いているのに、少しも心配にならないのだろうか。
彼らを信頼してると捉えようとするだけ無駄である。オーナーはただ面倒だから来ないのだろう。
なぜなら、深夜営業再開の2日目もオーナーが一度店に来るはずだったのに、彼は来なかったからだ。

彼はただ店に電話をよこし、

「打ち合わせしといて!」

と言っただけなのだ。


俺は呆れ気味だったが、深夜は応援部隊に任せる状態がしばらく続くと思っていた・・・。


それにしても営業再開の2日目、深夜に合計5人が店にやってきたが、そんな人数で働かなくてもいいのにと思っていた。まあ実際は様子を見に来ただけで、働くのは2人だったのだろうが。


でも何のために5人も?


この疑問はその2日後に解消された・・・。


いつものように夕方勤務に行くと、オーナーの奥方が険しい表情をして俺に告げた。


「お店を閉めることになりました・・・」



いきなりだったので驚いてしまったが、俺はまたオーナーがやけになって言っただけかと思った。

でも違う。

2日前に5人来た中に、本部のお偉いさんも含まれていたようだ。結局、そのお偉いさんたちとオーナーで話し合った結果が・・・

閉店である。


閉店は来月末。俺は今月末でバイト先を去るが、こんな急な展開になるとは思っていなかった。
ただ、このブログにも色々書いたけど、いつかはこういう時がくるとは思っていたが・・・。

思えば3年半以上もここで働いて、あげくの果てに店を閉める段階にまで自分がいたのだと思うと、貴重な体験だったと思う。

俺が入ったとき、まだ店の経営状態は順調だったと思う。それが1年も経たないうちに周りにコンビニができて、売り上げはかなり落ちた。
3年半以上経った今では、さらにコンビニも増え、俺はあの周辺を「コンビニ横丁」と呼んでいる。

今後、あの店を完全に貸し店舗にして、どこか違うコンビニが入るのか、はたまたオーナーが交代して、しばらくたってからリニューアルオープンするのか俺にはわからない。

現オーナーが今後どうするのかも俺にはわからない・・・。

(完)