何もなければ、普通に、ごく当たり前の通常の11月3日だった筈なのだ
それが.......
1ヶ月前に富士夫の事を思い出してインタヴューを受けた時から
時空軸は微妙にねじれ始めていたのかも知れない
原宿クロコダイルの「よもやばTalk」....
お客様が入って、よっちゃんと話して、何曲か演奏する
それは至極普通の時間の流れの中に進んでいく筈だったのだけれど
時空は突如としてうねり始めた
「恒田さん、えみりさんが来てくれました」...と
えみりさんは富士夫と最後まで一緒にいらっしゃった方
勿論、御会いするのは初めてで
あの富士夫と....
ところが御会いしたとたん、自分は何も言えなくなってしまったのだ
なにかどっと汗をかいたような
その時、えみりさんは、自分が勝手にイメージした感じとは程遠く
本当に優しく手をとって、にこやかに微笑んで下さった
もう「不義理して」とか しどろもどろになって
「長い間、富士夫の事有難うございました」、そんな事を言ったか言わなかったか
殆ど覚えていないけれど
富士夫が横で「おう、つねだ!えみり...な」...
と、あの横柄で偉そうな感じの声が確かに聞こえてしまったのだ
う~む......。
更に
「恒田さん、青ちゃんの奥さんが...」
うっ.....
更に時空は微妙なきしみを発動しはじめた
青木君の奥様も勿論初対面
はっきり言って、自分にはもう許容量一杯の状態
そんな状況を感じて青ちゃんの奥さんもこんな話をして下さった
「昔ね青ちゃんの机の上にメモがあって
それにユカリ、(電話番号)って書いてあって、その事で青ちゃんと
この人誰?って喧嘩になったのよ....」ww
もう、なんて言ったら良いのか
青ちゃんは無口だったから声は聞こえなかったけれど
確かに「おまえ~!元気にしてんのか~」、そんなにらみつけるような
そんな顔が浮かんでしまった
僕が本来知る事がなかったであろう、富士夫や青ちゃんのその後の時間
その何年もの時空を越えて目の前に二人にゆかりのある方が突如現れる
更に更に
「恒田さん、村瀬シゲトさんが来て下さいました」
もう、勘弁して欲しい
僕とゆかりが村八分を止めた後にドラマーになった方
つまりあの只一枚の村八分の音源で演奏していた方なのだ
勿論初対面
僕はこういった時空が揺れた時に不意に現れる
こういった「初めて事」に案外弱いなあ......
クロコダイルの一夜はしどろもどろと汗の中で過ぎていった
何か大事な物と暖かいものをチャー坊や富士夫や青ちゃんが用意してくれたような
同時に「お前なあ、しっかりしろよ!」と
あの頃のように言ってくれているような気持ちと
微妙な空間の中で
肝心のトークと演奏はどうだったかって?
悪い....そんな事があって殆ど真っ白になっちゃってw
覚えておりませんのですわ
どうだったんだろう?
「村八分よもやばTalk Show」
帰りにかつ丼が急に食べたくなりまして
暖かい店に入って頂いて、まっすぐ家に帰った次第です。
最後に「夢うつつ」歌いました、一回だけ......。
そして微妙な時空のゆがみの中、
最後のアンコールセッションにて「悪魔を憐れむ歌」
以上。
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11月3日( 文化の日 )原宿/クロコダイル
※よもヤバトークShow/村八分トーク【出演;恒田義見 & 加藤義明】
■LIVE/●THE BEGGARS & 恒田義見 & 加藤義明(ex村八分 )
●The Ding A Lings ●VESSE
18;00/OPEN 19;00/START
Charge;3,000/3,500
※よもヤバトークShow/村八分トーク【出演;恒田義見 & 加藤義明】
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18;00/OPEN 19;00/START
Charge;3,000/3,500