1965年66年は自分にとっては正に重要でコアな部分
中学2年3年といった頃
中学生になったばかりの頃は
部屋でラジオやレコードを聞くだけでしたが
この年から実際に生の演奏に触れる機会が訪れて来る訳です
当然その頃はそういったコンサートに行くのはご法度の時代
只、やがて来るGS等に対する教育委員会からの禁止令が出る前だったので
正確に言えば学校側もまさか中学生がそんな処へ出入りするとはと
想定外だったのでしょう これといった問題も起こらず行けた訳ですけれど
まあ、禁止されても隠れてコッソリ行った事でしょうけどね
これには恵まれた環境も幸いしたんでしょう
親戚中に放送音楽業界に携わる人も多かったし
親戚には録音技師やレコード会社の社員もおりました
従って割りと音楽に対してはオープンな家庭だったんです
最初に行ったコンサートが65年1月中1の最後の冬の頃でしたかね
THE VENTURES の公演
この時は付き添い有りでの鑑賞だったような記憶も残ってるんですが
誰に連れて行ってもらったかは流石にもう思い出せません
そりゃもう会場に入った瞬間からドキドキでしたわ
暗闇にアンプのパイロットランプが点灯しただけで
もう訳も無く興奮しましたね
「みなさんの大好きな~!ヴェンチャ~ズ!」という
謎の東洋人のMCで始まる2部構成のステージは
ドラムの音やモズライトのカッコよさにひたすら感動しちまった訳で
続いては同65年の6月
これはヴェンチャーズ以上に楽しみにしていた
念願のアニマルズ!
その時はオルガンのアランプライスはもう替わっていなかったけど
エリックバードンもチャスチャンドラーもステージで本人を見れるとは
信じられない気持ちで一杯でした
「朝日の当たる家」 「悲しき叫び」に「悲しき願い」
もちろんブルースやR&Bの事等
まったく解っておりませんでしたが
アイムクライン ベイビーレットミーテイクユアホーム
1枚目のアルバム持っておりましたし
レコードで聴いていたあの歌声そのまま
いままで感じた事の無いような悪二キ達の想像を絶する格好良さ
ドラムのジョンステイ-ルは横に水を張ったバケツを置いて
ブーツごとそのままバケツに足を突っ込んでいたのが忘れられません
あれは今でも何故だかはよく解りませんな 謎のままです
まあ、そんな65年という年
ビートルズやリヴァプールサウンド中心に聞くという状況から広がって
色々なジャンルをレコードを買って聞くようになっておりました
サーフィンホットロッドにアメリカンPOP
R&Bにインスト物、ちょっと背伸びしてジャズヴォーカル
シングルやLPは部屋に積み上げられておりました
いや、大部分が叔父から頂いたブツでしたけどね
British Rock: The First Wave (BBC ©1985)