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鼓曲萬来

LOUIE LOUIE

所謂放送禁止歌というものがありまして
まあその公の風紀を乱す恐れのあるという
今で言う処のコンプライアンスの観点からいかんという
そんな歌の事であります

昔から我が国でも「イムジン河」であるとか
「悲惨な戦争」とか数々ありましたけど
ここに洋楽ROCKでの放送禁止歌BEST10なるサイトが


成程 ROCKファンなら各々当時何故引っ掛かったのか
その理由が思いだされる処であります
曰く 吃音が駄目とか 特定の商標の呼称であるとか
麻薬使用を連想させる 或るいは災害事故に対する自粛規制
性的連想を助長させるとか 理由は様々でしたけど

で、ここに上げられた曲の中で最も古く
そしてあのピストルズを凌いで1位にランキングされたのが
1963年 KINSMENのLOUIE LOUIE

これのどこがまずいんでしょうかね?
まあ先入観なしで聞いてみますか

Louie Louie by the Kingsmen on Hollywood A Go Go  

数多くのバンドがカヴァーしてやってますよね
いわばロックンロールのスタンダード

で、お解かりでしょうけど
間奏前の4文字シャウトですね
今の時代なら耳によく入る事もありますが
当時の状況の中では 先駆者ですかね

そのシャウトには今では考えられない反饗もあったでしょうね
こんなシンプルなロックンロールが全米1位になったんですから
又LOUIEには左に曲がるという意味もあるそうで
遂にはFBIが動きだして捜査にあたったという経緯もあるそうです

時代や世相によって変わっていくもんですが
ある意味禁止になるというのはそれだけ社会に影響があるという事
今考えれば「なんで」となりますが
その禁止のこじつけとか理由付けというのは今も変わらないんだろうなと
ラジオやテレビから規制なしにガンガン流れる曲と一線を画して
その錚々たるラインアップを見れば一目瞭然の豪華さなのであります

イマジン ライトマイファイア 朝日のない町 バックインザUSSR etc
時代と状況によって禁止された楽曲の数々

案外大好きだったあの曲も禁止されてた時代もあると思いますよ
一度調べて見ると面白いというか
世界の歴史や価値観 時代の大きな流れが理解できるかもです

追伸
それでも一曲だけならまだ良いですよ
私らなんざ30年も「バンド名」が放送禁止でしたわ
それも、又今となってはそれなりの重みも感じる次第です
時代は変わるって奴ですかね 乙

Giorgio - Looky Looky (1969) 

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