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スペイン、カタルーニャ地方から
日々の食生活、買い物など

東の博士はサンバのリズムに乗って

2011-01-05 | diari
新しい年が始まりました。
カタルーニャでは1月1日こそ休みになるもののあとは通常どおり。
ただし、6日が主顕節(王様の日)で祝日のため、休暇にしている人も多いです。
そして、サンタさんではなく王様がクリスマスのプレゼントを
持ってきてくれるので子供たちのお楽しみは6日の朝になります。

さらに、5日の夕方には各地に王様がやってきます。
私の住む村にも王様が来たのでそのパレードの様子などをご紹介しましょう。



まずは楽隊。太鼓のリズムでにぎやかに先陣を切ります。



こんな女の子たちが続きます。

毎年暮れになると、学校や幼稚園、銀行、スーパーなどいろいろなところで
「王様へプレゼントをお願いするためのカード」が配られます。
子供たちはそれに自分の意中のプレゼントを書いて王様のパレードに備えます。



女の子が王様にカードを渡しているところ。
このときはまだプレゼントはもらえないのですが、
王様はアメをくれたりします。



おじいちゃんと一緒にアメをもらうおちびさん。
この王様は白いおひげでサンタさんのように見えますが、王様です。

王様へのカードって、実に便利ですよね。
子供たちの欲しいものが簡単にわかってしまう。
ただ、小さい頃はまだしも大きくなってくると知恵がついて、
ママには見せない!と隠されることもあるんだとか。

いずれにしても幼いころにしか通じない夢の世界ではあります。





この王様たち、いい子にはもちろん好きなプレゼントをくれるのですが
悪い子にしていると灰のかたまりをくれるのです。
その灰のかたまり、見た目は石か小さな岩のようですが
実は砂糖菓子です。

翌日の6日、子供たちはプレゼントを手にすることができます。
日本のサンタさんのプレゼントは1つですが、こちらの王様は
大盤振る舞いでたくさんくれます。でも、必ずしも自分の家へ
届けてくれるとは限りません。おじいちゃんとおばあちゃんの家や、
親戚の家、パパママのお友達の家などに届いてしまうことがあります。
そのため、プレゼントを回収しに、パパママとあちこちお出かけ
という忙しい日になります。

と、ここまでは子供サイドのお話。

大人はこの日までに子供の好きなものを探り出し、
家族全員のプレゼントを準備してこの日に備えます。
特に、早朝から起き出しておもちゃしか
見えなくなっている子供たちの身支度を整え、実家を回り、
客人を迎えなくてはならない両親は大変です。
もちろん子供たちはあまりのうれしさに興奮し、全力で遊び、
ほぼヒステリー状態になるので両親の疲れも倍増。

本当にお疲れ様です。


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