昨日は夏至でした。
夏至の行事などを調べていたところ、ライトダウンの実施やライトダウンを呼びかける記事が見つかりました。
中でもこの記事は衝撃的でした。
引用元の記事はこちらです。
通常行っているライトアップを6/21と7/7の2日は行わないという話です。
昨晩だけでなく、7/7のライトダウン分も含めて約2トンのCO2削減になると表記されています。
1日当たり1トンです。
つまり、5つの橋のライトアップで年間365トンのCO2を排出していることになります。
(季節に寄って時間が違うかもしれませんが同じ時間と仮定)
道路の照明は消していないので安全上必要のないライトアップで大量のCO2を排出していて意味があるのでしょうか?
ライトダウンがCO2削減につながっていることを強調したかったのかもしれませんが私は無駄にCO2を排出させていることを強調していると感じました。
「多くの利用者に地球温暖化防止と環境保全について考えるきっかけを提供したい」そうですが、それならとっととライトアップを止めるべきてすね。
火力発電所や原子力発電所はお湯を沸かして水蒸気でタービンを回しているのですぐに稼働したり停止することができません。
(出来なくは無いけれどエネルギーの無駄遣いになります)
電力会社は停電させないよう日中の企業向けの需要を賄うために発電量を確保しています。
企業活動が低下している夜間は電力が余るため、余剰電力を使っているからライトアップをしても問題ないという言い訳がありますが話のすり替えに過ぎないと思います。
(電力が余り過ぎても停電につながるのである程度は消費する必要があります)
色々なところで行われているライトアップは夜空を明るくして星を見えなくしています。
夜が明るいことは自然界の動植物にも影響することが懸念されています。
地球温暖化にもつながるライトアップは百害あって一利なしと思うのは私だけでしょうか。
ライトアップに使っている電気料金で蓄電システムを導入し、夜間電力を蓄えて日中の需要増の緩和に使えば経費削減(日中の電気料金が高いので節約になるはず)と電力需給のバランス調整に役立つのにそのような活動をあまり見たことがありません。
地球温暖化によって自分の子や孫の時代に大変なことになるのが心配です。
「塵も積もれば山となる」の言葉通り一人一人が意識することで改善できると信じています。
まずは簡単に出来る小さな事から取り組まなければいけませんね。