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ロートル技術屋の日記

トラバース+ MAKSY GO 60でお手軽天体観望 天体観測入門に最適

誕生日に注文した特別価格の自動経緯台トラバース+MAKSY GO 60のセットは実は5/1に到着していました。
開封したところ、トラバースの上下移動機構の固定ネジが抜け落ちていて止めらないという不具合があリました。
アマゾンの注文ページから不具合の連絡をしたところ架台部分を着払いで返送して欲しいという返信がありました。
固定ネジだけの不具合に見えたので画像添付して再度連絡をして固定ネジの交換部品を送ってもらい届いたのが5/5でした。
天候が悪かった事などもあり、昨晩ようやく観望となりました。

佐川急便の配送で2個口で送られて来ました。


細長い段ボール箱にトラバースが専用三脚とともに入っています。
MAKSY GO 60は製品の外箱より一回り大きい段ボール箱に入っていました。
トラバースは三脚に組み付けた状態でキャリングケースに入っていました。


トラバースの入っていた段ボール箱は保管用に残して置くことにしました。
画像にはありませんがトラバース収納ケースには肩にかけるベルトが入っていましたので持ち運ぶのが楽です。

MAKSY GO 60は架台に鏡筒が取り付けられた状態で入っていました。


MAKSY GO 60の本体と付属品です。


接眼レンズは直接取り付けられず光路を90度折り曲げる天頂プリズムを介して取り付けるようになっています。
上の画像の左上の物が天頂プリズムです。
この天頂プリズムは一般的な物とは違いました。
一般的な天頂プリズムはミラーか直角三角プリズムの全反射を利用して90度反射します。
MAKSY GO 60に付属している天頂プリズムはアミチプリズムという像の左右を反転させる機能があるプリズムを使っています。
天体望遠鏡は上下左右が反転している倒立像になって見えます。
一般的な天頂プリズムを使うと上下は反転しますが左右がそのままなので左右が逆になった鏡に映った自分を見ているような鏡像になります。
双眼鏡では直角三角プリズムを2個直角に組み合わせるなどして肉眼で見ているのと同じ正立像に変換しています。
アミチプリズムを使うことで正立像で見ることができるようになっていました。
高くない望遠鏡なのに高級なアミチプリズムを使っているのが驚きです。
接眼レンズを取り付けるとこうなります。

鏡筒はネジ1本で固定されているので簡単に取り外し出来、トラバースに取り付けるのも簡単です。
三脚は一番縮めた状態でここから3段伸ばせます。
結構しっかりした三脚でした。

トラバースはスマートフォンにActerSkyというアプリをインストールして操作します。
電源は単三電池4本か、付属のUSB−Cケーブルを使ってスマホ用のモバイルバッテリーで供給します。
画像を撮り忘れましたがモバイルバッテリーを入れて本体に引っ掛けて置ける布製の袋が付属していました。

通信はBluetooth、WiFi、USB接続から選べます。
推奨はBluetoothになっていましたのでBluetoothで接続しました。
長くなるので操作方法についてはここでは省略します。
動作確認した印象は「動いているのかわからないほど静か」という事でした。
近所迷惑になることはなさそうです。

スマホアダプターが付属しているので撮影も出来ます。
スマホアダプターは接眼レンズにかぶせるように取り付けるので先にスマホの取り付け調整をしておけば眼視で観望してから簡単に撮影に移行出来ます。


昨夜は月が出ていたのでベランダで観望しました。
口径60mmなのに良く見えました。
スマホアダプターにGoogle Pixel 6aを取り付けて撮影してみました。




標準のカメラアプリでは無く、撮影条件を細かく設定可能なOpenCameraを使いHDRモードで撮影しました。
スマホのズームを2倍にしてほぼ画面いっぱいに拡大しました。
OpenCameraの機能で連続20枚撮影した画像を積算しただけで画像処理はしていません。
ちょっとピントが甘いような感じがします。
縁に青い滲みが見えるている原因が望遠鏡側なのかスマホ側なのか確認できていませんが、眼視で覗いた時には気づかなかったのでスマホ側のような気がします。

今回、トラバース+ MAKSY GO 60を使った印象は「初心者にピッタリの天体望遠鏡」です。
正立像で見えること、初期設定をすればスマホで目標の天体を選ぶだけで自動導入できること、結像性能が高いこと、MAKSY鏡筒は別売のTマウントアダプタとカメラマウントを用意することで焦点距離750mmの望遠レンズとして使えること、小さくて収納場所に困らないこと、などなど、メリットがたくさんあります。
なんと言っても今なら安いという事が魅力です。

トラバース+ MAKSY GO 60のセットの価格は5/1に44,000円に跳ね上がっていたのですが、昨日、再度確認したところ、アマゾンで19,800円に値下がりしていました。
以下のアマゾンのリンクはアフィリエイトリンクになっていますので御賛同いただけない方はクリックせずに検索等で探してください。


昨日の時点では残り5点になっていたのですが1台売れて現時点では残り4点になっています。
発送元のシュミットでは取り扱いが無くなっていました。

MAKSY GO 60単体の特別価格9,980円もアマゾンだけで継続しています。


トラバースの特別価格14,800円はアマゾンとシュミットの両方で販売しています。
(アマゾンは送料無料です)



この特別価格セールは4月中旬ごろからやっていたようで一部のSNSで話題になっていたそうです。
小口径ながら噂通りの高性能でお勧めの天体望遠鏡です。
良い買い物をしました。

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