このはなや*嫁日記

〈氣付きのアウトプット+備忘録〉
何かのお役に立てば、望外の喜びです。

巡りくる命を感じるとき

2021年05月17日 11時59分39秒 | 日記
今ようやく
北國の春は

少しずつ 少しずつ
芽吹きの氣配を重ねながら

彩り豊かな景色を
わたしたちの前に
描きだしている

クロッカスもチューリップも
辛夷も梅も桜も
一斉に咲くのが
此処の春なのだ

重い重い雪も 
厳しい寒さも
大自然の恵み

だからこそ
その美しい成果は
もたらされる

今年に入っては特に
訃報が多い
流行り病のせいばかりでは
ないけれど

寿命の尽きる時
というのは
余りに突然
訪れることも多い
と覚悟する

分かち合えたひと時を
思い起こすたび
その人柄に愛おしさを感じる
かの人が遺してくれたものは
今もここにあり
季節が巡るように
生き続けるようだ


【ここからリスタート】このはなや*嫁日記

2021年02月24日 00時00分00秒 | 日記
かつて
【このはなや日記】
を書いていた頃の私は
懸命に自分の居場所を
探していた

やがて店をたたみ
人との付き合いも
ほぼほぼ無くなり
リスタートという時

そのタイミングはあまりに唐突に…
ちょうど一年前の冬
私は嫁ぐことになった

ずっと前から、もんやりと
でも、夢にも出てくるくらい

いつも一緒にいて
居心地がよくて
二人で居ながら
とにかく自然で

目覚めても目覚めても
その夢の記憶のシルエットに
この人は誰なんだろう…
そう思わされていた

それが主人だった、なんて
今だからわかるけど

縁がある時は
何もかもが速やかに
スムーズに
ことが運ぶものだと
つくづく思う

今日からは
【このはなや嫁日記】

大切なものを
ていねいに守りながら
生かされている道を
歩んでゆこう










放たれたヒツジたちの夜更け。

2015年10月24日 18時08分41秒 | 日記
眠れぬ夜は 
眠れぬままに

過ごすのがいい

今おかれている
境遇
かかわり合う
すべての人
あるがままに
思いを走らせ

受け容れてみるといい

勁さも弱さも
強がりも打算も
甘えも虚栄心も
大きな嘘も小さい嘘も
恥も罪も……

その
すべてを知りながら

そのすべては
愛おしむべきもの 


ふと自分は
やさしさに包まれながら

あらゆる場面で
多くのことを
赦されてきた


氣がついたりする



眼前に咲く花を見ゆれば

2014年06月19日 21時05分04秒 | 日記
人に求めて
思い通りになんて
なったタメシ

ない…

自分のことさえ
ままならないのに

あきらめの
瞬間瞬間を
器用に
積み重ねてみれば
与えられしものへの
ありがたみは
醸成される

静かに…
反芻しながら
腑の満たされゆく
感覚

手に入れば入るほど
人は
もっともっと…と
欲しくなるものらしい

足るを識るとは
幸せへの近道
欲は己れの幻想の
芽の出ぬ
球根のやうなもの

理由なき執着と夢ある煩悩。

2014年01月06日 22時56分58秒 | 日記
欲がなくなった
だけではない

雑誌の切り抜きを
一枚一枚棄てながら
あの頃はあの頃で
懐かしくもある

美味しいものを
何処へ食べに行くか
より
誰と食事をするかが
大切になっただけ
限りある時間
どう過ごそうか

いつだって
かけがえない存在は
何も決めつけない

ともに過ごした
数多の愉しい記憶は
行き交わせた愛情と
重ね重ねて
明日への種と
糧にしよう