ラマダン

大学で友達になったバスマはイスラム教徒。
2週間程前に始まったイスラム暦第9の月、ラマダンのため日の出から日の入りまで断食中です。
彼女とは専攻が同じなので、四大に編入してから毎学期何かしらのクラスで一緒。
今学期も算数、理科、社会の教授法を学ぶクラスを一緒に取っています。
このクラスは火・木曜日の朝9時から11時50分まで。
グループプロジェクトも一緒なので、最近クラス終了後（つまり昼食の時間帯）、
他のグループメンバーのシャーリーとイアンドラと集まってミーティングをすることが多いのです。
ミーティングが終わると私、シャーリー、イアンドラは当然、お昼を食べるわけですが
バスマは日没（現在ここの日の入りは7時半位）まで何も口にすることが出来ません。
先週、教育学専攻者の昼食会を兼ねたミーティングがあったのですが、
そこでもバスマは何も食べませんでした。
なんだか彼女の隣で食べているのが申し訳なく思えた私。
先日、授業中に“お腹がすき過ぎで授業に集中出来ない・・・”と言っていました。
私の家から大学に向かう途中にイスラム・センターがあるのですが
先日、夜8時半過ぎに前を通ったら賑やかでした。
一日の断食を終え、皆で集まって食事会をしていたようです。
ちょうど今がラマダンの折り返し点。頑張れ、バスマ！

余談になりますが前出のグループプロジェクトのメンバーは、私以外はいわゆるアフリカ系アメリカ人。
でもバックグランドは様々です。
バスマはイスラム教徒。
シャーリーの両親はハイチからの移民。夏休みにハイチにいるお婆ちゃんを訪ね、たくさんみやげ話をしてくれました。
イアンドラはベリーズ出身。
やっぱりアメリカはdiverse（多様）な国。
日本にいたらイスラム教徒、ハイチ人、ベリーズ人と一緒に何かをやるという機会は多分ないだろうなあ。