NHKの全国放送とNHKワールドの170ヶ国翻訳放映に続いての「ガイア゛の夜明け」の放送は、
コレコーレにとっては、大快挙といえる番組である。
しかし、残念ながら今回のテーマは、
「捨てられるものに勝機!」というテーマに絞られることになった。
『捨てられないものに勝機!」をテーマにするコレコーレにとっても、
相反するようではあるが『捨てられるものに勝機!』という思考は重要ではある。
社長の片切健二とコレコーレに関する内容は、頭出しの5分程度になりそうである。
「殺すと生かす」
「捨てると生かす」
どちらも昔から、「人間力が試される」という話題である。
このように書くと、
とても傲慢なものの言い様でもある。
自然の叡智が生み出す
「殺すと生かす」と人間が生み出す「殺すと生かす」との
せめぎあいの中に、
人間の傲慢さと寛容性の本質は、
常に不確かであり続けた。
自然の叡智が生み出す
「捨てると生かす」と、人間が生み出す「捨てると生かす」との
せめぎあいの中においても、
人間の傲慢さと寛容性の本質は、
やはり常に不確かであり続けてきた。
不確かな闇の中に、人間力の価値を問われ続けてきた歴史に、
しかるべき答えが今、
我々人類に示されようとしている。
リアルな地球規模問題を大前提とするこの時期に対して、
人間の傲慢性と寛容性のせめぎあいに焦点を合わせる番組は、
もっとも難しい試みであることを痛感した取材でもあった。
いずれにしても、今回の放送では、営業上大きな反響が出そうな気配であるが、
問題は、「傘がない」ということである。
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盆栽の心、
活き造りの心、
自然叡智の心、
共通する本質と言える心は、
「殺生の心」である。
「殺生の法則性」は、
「美の法則性」と合致するものだと私は考えている。
故に殺生の心を創造に繋ごうとする作り手には、
自然の叡智が生み出し続け、
これからも生み出し続けようとする力とは、
何であるかを知ることが大切になる。
要するに、殺生の普遍の法則性を学ぶ努力が必要になってくる。
「殺生の心」に則した「死」とは、最上の美を生み出すものでもあり、
「殺生の心」に則した「生」とは、最上の悦楽を生み出すものでもある。
「殺生の心」に則してこそ、あらゆるものの本質に肉薄できる。
捨てるべきものを捨ててこそ、生かすべきものが生きる。
あらゆるものを生かしたのでは、
あらゆるものが捨てられる運命が待っている。
それらの法則性を無視した、
リユースやリサイクル、リメイクに循環する法則性は生まれようがない。
私は、殺生の法則性が循環の命となるものだと思うが、
やはり、「傘がない」
問題は、傘がない!