COTE D'IVOIRE

アビジャンに住んでいました(1999.3-2002.10)
サイト《象牙海岸にて》の続編を綴ってみます。

まとめてメーリングリストに、

2004年11月16日 | 騒動と戦争
投稿した内容を紹介します。

日曜日で、コートジボワールから避難を希望するいわゆる外国人は、
ほぼ出国したもようです。約5千人と伝えられています。
アビジャン市内は平静を取り戻していると報じられていますが、
フランス人コミュニティーのメールではココディでの略奪が伝えられています。
白人にとっては危険な町になっているようです。
さらに昨日からバボ、シラク両大統領の齟齬は外交上では考えられないような状況ですし、フランスは国連軍と共にアビジャンから撤退の動きをとるのではないでしょうか(予測ですが)
ここまでの経緯をある視点から追って見ます。これは現国会議長で、昨日のAU西アフリカ首脳臨時会議にコートジボワールの代表として出席したママドゥ・クリバリ氏の考えを推測した、私の個人的な考えの域から出ないのですが、以下のような論理です。
1、Oさんがご指摘の通り、現在合意したといわれている和平協定はフランスの押し付けである。
(しかもその背後には常にアラサン・ワタラ氏が付きまとっていましたし、今回も彼はいち早く南アへ飛び、現行の和平協定を貫く以外に道はないとムベキ大統領との会談で申し入れています。)
2、フランス、マルクゥシィでの署名はたとえ大統領が署名したとはいえ、コートジボワール憲法に抵触する項目が含まれていることから、これは議会の判断が必要である。
もしくは無効である。
(この点、法的にはどのように扱われるのか、どなたかに伺いたいです。つまり大統領の署名事項で憲法に抵触する項目があった場合の法的優先度についてで、アラサン・ワタラ氏の次期大統領候補権に関することです。)
3、とはいいながら和平合意を現実的対応策として尊重するものの、今回のコートジボワール軍による爆撃対象は和平合意に関係しない新反乱軍であり、これを見過ごすことは新たな危機につながるとの判断から実行したもので、フランス軍基地への爆撃は誤爆である。
(バボ大統領はフランス兵の死に疑問を抱いているとも言っています)


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