光琳眼鏡店 そよら成田ニュータウン店ブログ

千葉県成田市の「そよら成田ニュータウン」5階にある眼鏡店です。

「 遠くを見る 」ことは「 いいこと 」なのか

2017-11-22 17:54:14 | お知らせ

こんばんは。

老視対策として遠近両用メガネを使う人が多いようですが、それでも目に疲労感を覚える人は少なくないのです。

そんな方にお勧めたいのが、中近レンズや近近レンズです。

中近は手元~5メ-トル先、近近は手元~50センチ先の範囲をそれぞれクリアに見えるように設計された累進レンズです。

 しかしながら、こうしたレンズを勧められたエンドユーザーは「 それでは遠くが見られないのでは 」と不安をもちます。

確かにこれらのレンズで車の運転はできないし、レジャーやスポーツにも適していない。

でも、よく考えていただきたいと思います。

皆様は日常生活で「遠く」を見る機会がどれだけあるでしょう。

狩猟民族ならいざ知らず、現代社会において遠くを見なければならない機会は、思いのほか少ないはずです。

ビジネスマンならパソコンとスマ-トフォン、書類などを見る機会が圧倒的に多く、人と会話をすると時や電車やバスで移動する祭にも

「遠く」を見なければならないことはほとんどないはずです。

 もちろんタクシー・トラックのドライバーなど日常的に運転する人には遠くを見るメガネは必須です。

 

日本人は「遠くを見る」ことを「いいこと」と考える傾向にあるのです。子供の頃から視力検査のたびに、遠くが見えないと

「目が悪い」と言われる社会で育ったことも影響していると思われます。しかし、本来ならば日常生活に便利な目こそが「いい目」と

評価されるべきではないでしょうか。

問題は、メガネを売る側にもあります。メガネ店に行って「老眼用メガネを作りたい」と申し出ると、大概は、遠近両用を勧められ

「中近」や「近近」についてはその存在すら説明されないことが多いらしいです。メガネを購入側が老視のメカニズムを知る事と同時に

自分のライフスタイルに合った視力についての知識を持っていないと無駄なメガネを購入することになり兼ねないので注意してください。

 正しい老視対策の根本は、「遠くが見える目」に対する根拠のない憧れを打破すること。

 

 

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