ことしも残すところ1か月 新年に向け成田山で大しめ縄づくり
全国有数の初詣スポットとして知られ、毎年300万人が正月三が日に参拝する千葉県成田市の成田山
新勝寺で、正月用の大しめ縄づくりが急ピッチで進んでいます。
本体は縦幅が1・2メートル、横幅は6・6メートルで、重さは200キロにもなる。25日にクレー
ン車を使って大本堂正面に飾り、初詣客を出迎えます。
稲穂をつるしたような形の大しめ縄は、成田山独特の「照範(しょうはん)じめ」と呼ばれる。江戸時
代に寺の照範上人が五穀豊穣(ごこくほうじょう)を祈願し、作ったのが始まりとされます。
大しめ縄の材料となる大量のわらは、周辺農家から調達した。見栄えを良くするため、6千束の中から
青みがあり、太くて真っすぐに伸びる2500束を厳選するそうです。
11月上旬から、寺の3人の職員と近隣の9人の住民らで作っているそうで
「コロナ禍が落ち着き、心機一転の正月となるので、お参りだけではなく、独自の技術が詰まった迫力
ある大しめ縄を見てほしい」と語っています。大しめ縄は来年1月28日まで飾られます。
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