こんばんは。先日 ニコン エシロールさんのセミナー参加させていただき改めて感じたことがありました。
視力検査で、じっと見たり、目を細めれば、視力は0.2~0.3くらいアップするんです。ほとんどの方が。
でも、それは本当の視力ではありません。
黒板の字をすぐに読みとれなければ、授業にもついていけないし、じっと見てから判断するのでは、いつも行動が遅れてしまいます。
運転中など、とっさの判断ができずに、危ない目にも会います。
正しい視力は3秒以内ではかる、と視力検査でも決められています。
また、近視の人にとってレンズは、遠くが“いちばんよく見えるレンズ”ではなく、実はよく見えるレンズの中で、
もっとも度数の弱いレンズ”のが使いやすいメガネになります。
近視の人が度数の強いレンズをつけると、その分近くを見るとき、よけいに調節(ピント合わせ)をしなくてはなりません。
目の負担を軽くするため“いちばんよく見える”より、弱い度数のレンズを選ぶことが大切です。
また、40代後半になると、老眼対策として「遠近両用メガネ」を使う人は多いが、それでも目に疲労感を覚える方もいらっしゃる。
そんな人に勧めたいのが、「中近両用」や「近近両用」のレンズです。
「中近」は1~5メートル先と手元、「近近」は50センチ先と30センチ先-の範囲をそれぞれクリアに見るよう設計された両用レン ズ。
こうしたレンズを勧められた老眼の症状を持つ人の多くは、「それでは遠くが見られないのでは」と不安を持ちます。
確かにこれらのレンズで車の運転はできないし、レジャーやスポーツにも適してはいない。
でも、ちょっと考えていただきたい。
現代の日本で暮らしていて、遠くを見なければならない機会は、思いのほか少ないものです。
ビジネスマンならパソコンとスマートフォン、書類などを見る機会が圧倒的に多く、人と会話をする時や電車やバスで移動するにも
「遠く」を見なければならないことはほとんどない。
もちろん、タクシーやトラックのドライバーなど日常的に運転する人には遠くを見るメガネは必須だが、その場合は逆に「両用」にする
必要性があまりない。遠くだけを見られるメガネのほうが、視界も広く取れるので安全だし、目にもラクなのです。
日本人は「遠くを見る」ことを「いいこと」と考える傾向にある。子供の頃から視力検査のたびに、遠くが見えないと「目が悪い」
と言われる社会で育ったことも影響しているのだろうと思います。
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