ジョゼッペ・ヴェルディの郷土料理

パルマやピアチェンツアのあたりに来たら是非食べていただきたい料理が「Torta fritta(トルタ・フリッタ)」といわれるものです。小麦粉と水をまぜたものを名刺大に切って油で揚げたものですが、それにハムやらチーズを挟んで食べます。初めて食べた時あまりの美味しさに涙が出ました！！！「世の中にこんな美味しいものがあるのか！！」あるのです。日本のイタリアレストランにないのは本当に残念。イタリアンはパスタやピザだけじゃありません。

クレモナからポー川を渡った３０kmの場所にジョゼッペ・ヴェルディの生まれたブセット村がありその一帯に生ハムの王様と呼ばれるクラテッロ・ディ・ジベッロが生産されています。今日は以前から行ってみたかった本家本元トルタ・フリッタのお店に行ってきました。ここの町の教会の地下室で熟成させたクラテッロや生ハムを挟んで食べるのです。(教会の地下室は、聖人のお墓であったり宝物があったりするものだと思っていたのですが、ここには美味しい物が眠っているみたいです。１６９０年より続いているそうです。)

上の皿から時計周りに「トルタ・フリッタ」「たまねぎの酢漬け」「ゴルゴンゾーラチーズ」「ブタの肩肉のハム」「パルマ生ハム３８ヶ月熟成・サラミ・クラテッロ２２ヶ月熟成の３種盛り」
このトルタ・フリッタは揚げたてで最初の写真のように膨らんでいますが、それをフォークで押しつぶして色々サンドしてパクっと手で食べます。本当に美味しくてパクパク幾つでも食べてしまいます。
「あぁ～美味しかった☆」

Trattoria
"Campanini"
tel:0524-92569
Madonna dei Prati
Busseto(Pr)