櫻井郁也ダンスブログ Dance and Art by Sakurai Ikuya/CROSS SECTION

◉新作ダンス公演2024年7/13〜14 ◉コンテンポラリーダンス、舞踏、オイリュトミー

ダンス、ノイズ、発生、そして、、、。

2016-05-31 | レッスン・WSノート
きょうのダンスクラスでは、クリスチャン・マークレーとデビッド・テュードアの音楽を聴いて踊ったり話したりしてもらった。

ノイズミュージックと誰かが名付けたが、当たり前だが全くちがう音と知覚の関わり。
とても能動的で激しく細やかな音と沈黙の衝突。

聴くことから湧くママに行為し、踊った。
そして途中、僕らの時代がどんなふうに変わってきたのか、僕ら自身がどんなふうに変わってきたのか、ということを少し話しあったりもした。
そしてまた踊った。

変化に次ぐ変化に身を投げ出す人、動けば動くほど敏感になってゆく人、独特のバランスで静止したまま音を浴び続ける人、様々な姿態が稽古場に現れた。
音と身体の距離が次々に変わってゆく。
音をきくこと、音に関わること、音とともに居ること、、、。現れる動きによって音楽も変化して聴こえることがあった。
ダンスも音楽の要素を担う、音楽もダンスの一部になる、断片が現れ、錯綜し、人と人の関係、カラダとカラダの関係が揺れダンスしてゆく。

踊ることは自分の身体や空間や時間に事件を起こすことでもあるように感じる。
そんな事を話していたら時間切れになってしまった。

あっという間にクラスの時間は過ぎてしまう。まだまだ、これから、ここから、と、いつも思う。稽古場に生まれる熱、興味、体験。それらはあまりにも貴重で、いつも参加者とは別れがたくなる。
クラスは僕自身にとっても跳躍の場になっている。刺激が、やはりある。伝えたい事ばかりでなく、参加者と一緒にトライしたいことが次々に湧いてくる。次のレッスンが待ち遠しい。

明日のクラスはオイリュトミー。のびやかに!!
この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 断片:夜、雨に光 | トップ | オイリュトミーという踊りがある »
最新の画像もっと見る

レッスン・WSノート」カテゴリの最新記事