五十路男の失敗日記

生涯独身男の青春の挽歌

2022年11月8日 皆既月食 天王星食

2022年11月09日 | 天文
昨年11月19日の部分月食以来の月食観測。

皆既月食としては、2018年1月以来の好天に恵まれました。
口径10㎝反射赤道儀という望遠鏡と、コンパクトデジカメの組み合わせは、スッキリした写真が撮れるはずもなく。
とにかく、与えられた機材でなんとかしよう。

連続写真左上から右下へ、全部で108枚も撮影してしまいました。

今回は地球の影の中心近くを月が通ったので、かなり暗い印象。
そういえば去年あたり、火山が噴火した影響もあるのかも。
噴煙が上空の大気を濁らせて、皆既中の月を照らす赤い光が少なかった可能性も…あるかも。

写真を撮るのに夢中で、思い出がないという失敗談を聞いたことがあるので、肉眼や双眼鏡でもよく脳味噌に焼き付けておきました。
10円玉のような月が、刻々と姿を変えていく、赤銅色の月がぽっかり浮かぶ秋の快晴の夜空はなんとも幻想的。

個人的には、皆既の始まり前後と終わり前後が好き。
細く光る部分食の欠け際が、青っぽく見える「ターコイズフリンジ」が美しい。
地球の影の奥深くに月が入ると、とくに望遠鏡で見た場合ネズミ色っぽく見えてあまり美しくないし、撮影も難しいのです。

で、今回は皆既中の月が、天王星を覆い隠すというオマケつき。







矢印のツブが天王星です。
20時40分頃に月の後ろに隠されるということで、1分前から望遠鏡で睨みつけていました。
月の縁にくっついた!→消えた!の間が、2.5秒くらい。

東京のYoutubeの中継を聴きながら見ていたけど、地元では少し遅れて掩蔽が起こって、視差(見ている地点の差)を感じることができた。

ということで、風邪ひいたみたいなんで薬飲んで寝ます。


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