□作品オフィシャルサイト 「天空の蜂」
□監督 堤 幸彦
□脚本 楠野一郎
□原作 東野圭吾
□キャスト 江口洋介、本木雅弘、仲間由紀恵、綾野 剛、柄本 明
■鑑賞日 9月13日(日)
■劇場 TOHOシネマズ川崎
■cyazの満足度 ★★★★(5★満点、☆は0.5)
<感想>
自衛隊用の最新大型ヘリコプター「ビッグB」が何者かにより遠隔操作されて動き出し、
福井県にある原子力発電所「新陽」の真上に静止する。 犯人は「天空の蜂」と名乗り、
国内すべての原発を廃棄するよう要求。 従わなければ爆発物が搭載された「ビックB」を
原発に墜落させると宣言する。「ビッグB」を開発した設計士の湯原(江口洋介)と、
原発の設計士・三島(本木雅弘)は、事件解決のために力を尽くす。
原作は未読ながら、東野圭吾の原作の面白さを上手く脚本し、更に堤監督が
冴えた演出をかけている。 主人公たちを演じる俳優陣も、期待通りの演技を
観せてくれていた。
つい先日、首相官邸の屋上にドローンを墜落させて、まざまざとセキュリティの
死角を突いたやつがいたが、ドローン以上にバカでかいヘリコプター・ビッグBを、
原子力発電所の上でホバーリングさせ、要求を突き付ける犯人と、それを阻止
しようとする側の攻防はなかなか見応えがあった。
特に、湯原(江口洋介)と三島のやり取りは力が入ったところだ。
ただ、ビッグBの燃料リミットの8時間の間に、犯人を絞り込む談は、老刑事と
若い刑事のコンビではちょっと難しい設定だったかもしれないし、この二人の刑事は
もう少し考えた方が(もっと刑事ドラマに精通している俳優が適任)よかったのでは。
成長して自衛隊に入った高彦役の向井 理は、あのシーンのためだけに
丸刈りにしたのだろうか? 更に顔が小さく見えた(笑)
不満だったのは、女性刑事・野村役を演じた女優(松島 花)、セリフが棒読みだし、
赤嶺(仲間由紀恵)を取り調べているときの微妙な動きを発見した時の演技が最低。
また、湯原の妻役を演じた女優(松島はな)もイマイチだった。
この映画を観て、また変なこと考える輩がいないことを願うのみ。
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