□作品オフィシャルサイト 「哀しき獣」
□監督・脚本 ナ・ホンジン
□キャスト ハ・ジョンウ、キム・ユンソク、チョ・ソンハ、イ・チョルミン、カク・ピョンギュ、
イム・イェウォン、タク・ソンウン、イーエル、チョン・マンシク
■鑑賞日 1月3日(火)
■劇場 TOHOシネマズ川崎
■cyazの満足度 ★★★☆(5★満点、☆は0.5)
<感想>
長尺の割りにその長さを感じなかったのは、クライム・サスペンスとはいえ、
テンポあるその展開術に魅了された結果なのかも。
グナム(ハ・ジョンウ)はタクシー・ドライバー。 借金返済のために売上をすべて麻雀に。
しかしながら大負けして、その結果、借金帳消しという甘い言葉に吊られたものの、
それはミョン(キム・ユンソク)からの殺人依頼。
断れずグナムはあらぬ方向に雪だるま式に膨らんで転げ落ちていく。
韓国ものっていつも思うのことなのだが、どうして争いごととなるとその凶器となるのは、
鉈や包丁なのだろう・・・。
日本人が見ていると、単純に拳銃じゃダメなのって言いたくなる。
残虐シーンで映画自体の盛り上げを狙っているのだろうか?
あとは、ハンディカメラによる無駄な揺れ・・・。
ストーリー展開が面白いだけに、ヘタな映像手法は取らない方がリアルなテイストに仕上がると思うのだが。
特にグナムは借金のみならず、話が進むほどに罪を重ね、依頼者や警察や様々な敵を増やしていく。
ただ追手から逃げるだけではなく、立ち向かう男の姿には、妻への想い、正体不明の男への嫉妬、
さらには真犯人を自らの手で暴きたいという執念で立ち向かう。
グナムは最後の最後まで戦い抜くのだが、ただのギャンブル好きのうだつの上がらない男にしては、
ここまで警察や敵と戦う資質をもっていることは、彼のタクシー・ドライバーとしてある今以前の、
彼の生い立ちを少し描いて見せてくれれば、もっとのめりこむことができたのかもしれない。
そのあたりが残念なところだったが・・・。
そうそうこの映画、エンドロールが流れ出しても決して席を立たないように。
大きなオチがここにあるのだから(笑)
>どうしてその凶器となるのは、鉈や包丁なのだろう
これって私もよく思うことですが、単に地域性もあるかもしれないですね。
鉈や包丁の方が簡単に入手できるし。 銃は高いとかね。
それから使い慣れた方がいいんだろうし(笑)
銃に比べてアクションシーンも撮りやすいしね。
・・・でも私はこの映画、ちと殺戮シーン多過ぎなような気もしちゃって。 アクション減らしてでも肝心な部分をちゃんと描いてほしかったです。
>ちなみに初詣はこないだの3連休に行きました→それって初詣とは言わない(笑)
いやいや、行くだけでいいんですよ(笑)
>鉈や包丁の方が簡単に入手できるし。 銃は高いとかね。それから使い慣れた方がいいんだろうし(笑)
そうかもしれまねんねぇ(笑)
>ちと殺戮シーン多過ぎなような気もしちゃって。 アクション減らしてでも肝心な部分をちゃんと描いてほしかったです。
仰る通りだと僕も思いました。
グナムの内面をもう少し拾ってほしかったなLと思いました!
私も不勉強で、知らなかったのですが、昔から複雑な場にいて、中国にいても韓国にいてもつきあげられるみたいですね。
その辺が、私たちにはわかりづらいところでしたが、勉強になりました。
話自体は、ひねりすぎてて、もうちょっとするっと見せて欲しかったなあと思ってます。
あとは動機がしょぼすぎましたねえ。そんなもんか。
>中国の朝鮮族という立場なんでしょうね。
中国にいても韓国にいてもつきあげられるみたいですね。
ま、日本でも一部そういう場所がありますよね~
>話自体は、ひねりすぎてて、もうちょっとするっと見せて欲しかったなあと思ってます。
あとは動機がしょぼすぎましたねえ。そんなもんか。
おっと厳しい(笑)
男の悲哀を感じませんでしたか(笑)?