事故からだいぶ経つ。平成も終わることだし、あの日のことについて書こうと思う。
あれは冬の日の夕方。前日受けたMRIに続いてCT受ける羽目になろうとは、つゆ知らぬ私であった。
閃輝暗点で受診した病院の医師から高血圧を指摘され、運動しなくては、と思った私は自転車通勤を復活させた。
時刻は6時過ぎ、買い物満載のマーリン君にまたがり、土手を越えた田んぼのど真ん中の交差点に差し掛かっていた。
左手から一台の車が近づいてくるのが見えた。ここは相手側が一時停止で止まるのが当然、と思いながら見ていると
!!!
ぅおーっ!止まらんやん!
気がつくと病院のベッドの上だった。
ここでやっと妻の携帯に電話をして事故ったことを伝える。妻が到着した頃には歩いて医師の問診を受けようとするところだった。
意識が戻るまでにCTやらレントゲンやら受けてるはずだが記憶がない。
それどころか事故の瞬間から救急車に乗ったのも覚えていない。
(後から警察の人に聞いたが、事故直後から普通に話していて、あっちが一時停止ですよね~とか言っていたらしい)
今このときに至っても、記憶は途切れたまま。人は強い衝撃を受けると防衛本能から記憶を封鎖してしまうらしい。酔っ払って記憶がないのは多々あるが、それとはちょっと毛色が違うようだ。
記憶がないので想像になるが、こんな感じだったのではないだろうか。
ボルボV40のページから拝借。
まあ間違いなく頭がフロントグラスにぶつかっていたんだろうと思う。
さすがのヘルメット、ベルスーパー。高いだけのことはある。
外見には削れた後があり、少しへこんでいるところもあった。内側の保護材が割れているのは最近気づいたばかり。そこまで衝撃が加わっていたことに驚き、そして頭を守ってくれたヘルメットの性能にも驚いた。
ヘルメットが無ければ、がっつり頭が削れてたわけだ(^_^;)
そのほかの外傷は手の甲に擦り傷(手袋は当然はめていたが)、そして最大のケガは右膝。
これはほぼノーガード状態で直径3センチくらい、見事に削れていて、湿潤療法をもってしても1ヶ月くらいかかった。
そして同じ右膝が曲がらない状態がしばらく続いた。これはかかりつけの接骨院で治療し、今は特に問題ない。
まあ、車にはねられて入院もせずに歩いて帰るんだから、すごいっちゃすごい(^_^;)
事故から学んだこと
一時停止は止まろう。何も来てないと思っても、とりあえず止まろう。見通しの良いところでも止まろう。そして相手側が一時停止でも止まるかどうか、目を見て確認しよう。
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