daddy-kのいきあたりばったりⅡ

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テンプテーションズ/マイ・ガール

2025-03-06 | 音楽つれづれ

ベースのイントロが印象的なヒット曲と言うと、私が思い浮かぶのは2曲位しか無いのですが、一つはベン・E・キングの「スタンド・バイ・ミー」で、これはアメリカで20世紀に最もTVやラジオから流れた曲の第4位でした。※1999年のBMI(ブロードキャスト・ミュージック)調べによる。

もう一曲がザ・テンプテーションズの「マイ・ガール」で、前者のベースはロイド・トロットマンが、後者はジェームス・ジェマーソンが弾き、ベース・プレーヤーとしてはジェームスの方が有名なはずです。

両名共ジャズからスタートし、スタジオ・ミュージシャンになったそう。ロイドは名前しか知らないのですが、ジェームスはモータウンが誇るファンク・ブラザーズで知られ、数多くのレコーディングに参加し、世界中のベース弾きの尊敬を集めている人です。

モータウンを代表するグループと言えば、私はスモーキー・ロビンソン&ザ・ミラクルズにフォー・トップス、そして テンプテーションズかなと思います。そして1965年の今日3月6日は、テンプテーションズの「マイ・ガール」が全米№1になった日でした。

残念ながら翌週はビートルズの「エイト・デイズ・ア・ウィーク」に代りましたが、その少し前(62年)には日本で五月みどりの「一週間に十日来い」というお座敷ソングが流行りました。一週間が10日あったら仕事が大変だろうに?あの頃は高度成長期でしたからねぇ。

それはともかくこの「マイ・ガール」は日本でも流行り、当時のグループ・サウンズも取り上げていましたし、それを通じて私がR&Bを意識したのもこの曲あたりからでした。

曲を書いたのはザ・ミラクルズのスモーキー・ロビンソンで、自分達用に書いたのだが、テンプテーションズとライブで共演した折に、ぜひ譲ってほしいと懇願されたそうで、リードVoのエディ・ケンドリックスは「知っていたさスモーキーが奥さんのクローデットに贈ったメッセージだって」と語っていたそうですが、羨ましいですね歌に託したメッセージ。

 

ソウルが好きで、ホンの少しだけベースをかじった私もこの人が好き…は、私みたいな論外の話はおいといて、引く手あまたのジェームス、75年には何とラリー・カールトン(g)やジム・ゴードン(dr)と共に、ジョーン・バエズのツアーにも参加(左より3人目)しています。

ガチのフォークの女王とファンク・ベースの達人が?は、60年代中頃までの発想ですが、さすがバンドはエンドが締まると聞き応えがあります。このアルバムも結構でした。

以上、旧teacapブログの「マイ・ガールとジェームス・ジェマーソン」に加筆し再掲載しました。