daddy-kのいきあたりばったりⅡ

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カスケーズ/悲しき雨音

2024-06-30 | 音楽つれづれ

今年の本州の梅雨入りは記録的に遅かったそうですね? 梅雨の無い北海道は蝦夷梅雨と呼ばれる雨が多い年もありますが、今年は例年通り…と言うか例年より雨が少なく、札幌の今まで90日間の降水量は101㎜と平年の59%だそうです。

一方で平均気温は平年より2度高く、昨日は今年初の30度超え。今日も30度を超え真夏日になる予想で、これからの一週間も28度前後の日が続く予報。いよいよ夏本番です。

適度に晴れと雨とがバランスをとってくれないと、農家も困るし野菜が高いのも困るし…と言うわけで、今日は今の時期お馴染みの「悲しき雨音 (Rhythm of the Rain)」の話を。

曲を書いたのはリーダーのジョン・ガモー。雨音が語りかけるんだ 僕がバカだったと 恋した娘は新しい出発をしたけど 僕の心まで持っていった事を知らないんだ… う~ん 青春の蹉跌ですねぇ。

全米ビルボードでは63/03/02付3位の大ヒットとなり、さっそく日本盤でも発売されて、ラジオのチャートなどではBEST3に入るヒットになり、以後ポップスのエバー・グリーンとして、今でもこの時期はどこかで流れていると思います。

そのあと68年にも再度ヒットし、私が買ったのはその時で、真ん中のジャケットがそう。

その68年には来日し、それに合わせて「悲しき雨音'69」という新バージョンも発売され、イントロ構成とかは悪くなかったのですが、肝心のボーカルが精彩を欠いていたのは残念。きっと限られたスケジュールで、日本向けの録音だったのでしょうね?

ワーナー・パイオニアが設立され、版権が東芝から移りましたが、その時に発売されたのが彼ら唯一のアルバム(右)でしたが、これは後にCDの限定版で復活します。

ベリー・ポトキン・ジュニアの編曲も含め、カスケーズの仕上がりが完璧だった様で、有名曲の割にそのカバーは多くないと思いますが、同じヴァリアント・レーベル仲間のバリータマレーンズは、カスケーズと良く似た出来で和み、その間奏も一味違って好きです。

ゲイリー・ルイスとザ・プレイボーイズ盤は69年の発売で、彼らの最後のヒット(68位)となり翌70年に解散するのですが、あの頃はもうポップスからロックへと時代が変わり、時代の求めるものと乖離してしまったのでしょうね、寂しいけれど。

日本では63年に東芝が、ダニー飯田とパラダイス・キング リードvo佐野修でカバー。訳詩は佐野自身が手掛け原詩に沿った内容でしたが、少~しだけおさまりがわるかったかな?コロムビアの鈴木ヤスシも出していましたが、私はまだ中坊になり立ての頃だったので、想い出はいささか怪しいのですが… いえ、老化のせいではないと思います。多分…

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