クリスマスイブにNetflixで視聴
2024年製作 アメリカ映画
第二次世界大戦中の実話
有色人種の女性だけで構成された6888大隊
露骨な差別や妨害に立ち向かい任務を全うする女性達の活躍
ある日、ルーズベルト大統領夫人が帰宅すると
門の前に1人の婦人が佇んでいた
執事に尋ねると何日もいるらしい
大統領婦人は彼女に何か話があるのか聞くと
ヨーロッパに派兵された息子からずっと手紙が届かないという
調べさせると
戦線では家族から息子達への郵便も
息子達から家族への郵便も
どちらも長く配達が滞っていた
戦地では家族からの手紙が励みになる
兵士達の士気を高めるため
6888大隊に手紙を配達させる特別任務が与えられた
訓練を受けてヨーロッパに派遣される6888大隊の女性たち
船酔いのシーンは辛そうだった😭
いよいよ任務開始
郵便物は広い格納庫に山盛りに積まれている
しかもそれがいくつもある
全部で1700万通
これを僅か6ヶ月で仕分けし配達しなければならない
6888大隊の指揮官アダムズ大尉(のちに中佐)は
「できると思われて選ばれたのではない
出来ないと確信したから送り込まれたのだ」と檄を飛ばす
郵便物の仕分けから始めたものの
日にちが経っているので宛先が判別不能だったり
同姓同名が7000人もいたりする
しかも所属部隊は移動するから
今どこにいるのか判らない
皆のモチベーションも下がり最初のうちは遅々として作業が進まない
こんな状況なのに
上層部の白人男性どもは急かすばかり
しかも必ず侮蔑的な発言をする
黒人だから、女だから、、
頭が悪いとか能力が劣るとか平気で口にする💢
本当に意地悪過ぎて観ているこちらが恥ずかしくなったわ😤
ひどい事を言われても軍隊は階級社会
立場上、言い返せない
アダムズ大尉はグッと拳をにぎる
他の女性隊員達も拳を握りしめる
彼女達のセリフにもある
「生まれた時から戦っている」のよ
皆んな見返してやろうと俄然頑張る
封筒に隊員がしるした部隊のマークに気づいて
居場所を特定できたり
驚いたことに手紙に付けられた香水から
相手を特定したりで
なんと期限の半分の3ヶ月で郵便1700万通は配達されたのだ
これには馬鹿にしていた白人男性達も
敬礼で敬意を払っていた
映画の最後に現在100歳の元女性隊員が登場する
彼女(リナ)は婚約者を戦闘で亡くし
悲しみから自分も志願して6888に入隊した人
とても100歳に見えない💦
目に力があり、話し方も力強い
彼女達は頑張ったのに
アメリカに戻ってからも評価はされず
75年も経ってこの実話の本が出版されて
やっと活躍が陽の目を見るようになった
遅すぎるけどね
途中で何度も泣いてしまった
クリスマスに観るなら
ホームアローンとかブリジットジョーンズの日記の方が軽く楽しめたかも知れない
でも私には最もクリスマスに相応しい映画だった
アメリカ映画らしく最後はスッキリ
劇中驚いたのは6888大隊の兵舎に
美容室があった事
パーマもかけられる設備があった
暖房の効きが悪い劣悪な環境とはいえ
身なりを整える余裕があったのね
制服もロングスカートにポシェットみたいのを下げてたし可愛いかった
日本のモンペ姿とか美人女優が着ても全くかわいくない
そういえば昔観たベトナム戦争映画(タイトル忘れ)で
アメリカ兵達の移動のヘリに
ロープでサーフボードが吊るされていた時も
戦争中もサーフィンする余裕があるんだと驚いたことがあったわ
どんな時も休憩やリフレッシュは必要ね
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