さて前回の続き。
耐震リフォームをさせていただいていたN様家は、40数年前うちの父の代に建てさせて貰ったお家。(元々はT様のお家、それをN様がお買になって)
壁をめくる前に床に潜ったりして見てはいるけど、壁をめくるともっと色々見えてきます。
今回も思ったけど、「やっぱり当たり前のきっちりとした仕事をしているわ」と。
まっ、手前味噌も甚だしいのですが(笑)押さえるべき所はきちんと押さえて、きちんと家のためを思った仕事をしています。うちの父の代だから、このお家に携わった大工さんもまだうちで働いてくれてる人もいるから(父はもう仕事していませんが)、そんなに昔とは思いませんが、
このような祖父の代の仕事となると、僕の生まれる前に建てさせてもらったお家ですから、更に新鮮。
祖父と対話できると言えば格好つけすぎですが、「やっぱり大したもんだわさ」と思う所、教えられる所がたくさんあります(うちの大工さん達にとっても本当に良い勉強になってます)。
このお家もちょっと前に耐震リフォームさせて頂いたお家。あまりやる必要もない位しっかりしてたけど、細かな部分の丁寧な仕事などは、「頑張れよ!」と喝をいれられてる気分です。
このお家は屋根の銅板が古くなり&酸性雨の問題もあって、瓦を外して葺き替えた所。きちんとした仕事をすれば屋根下地の板も全く大丈夫。こういう経験則というか実績に裏打ちされたやり方が積み重ねていけるのが弊社の「強み」です。
このもの凄く築年数の古い建物は曽祖父の仕事。母屋はそれ以前に建っていたらしいので築100年を軽くオーバーですね。(そうなるとそれは曽祖父のまだ上だから、3代目の大彦さんか2代目か?)
壁下地に張られていた新聞のふるさにもびっくりですが、もうここまで来ると、顔は写真でしか見たことのないご先祖様になってくるわけでして、当然話した事はないわけですが、建物を通して曽祖父の言葉が聞けるような気がして、何かとても幸せです。(お客様でまだ曽祖父を知ってる方もいらっしゃるので、色々お話聞けますしね)
大変よい仕事をさせて頂いており、皆様方には感謝感謝でございます。
父や祖父、曽祖父に負けないように(口で言うのは簡単だけど実際は大変)もっともっと頑張らなきゃです〜。
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