紀州七代大彦の木の家づくり日記

「ここちよく美しい暮らしのために」
和歌山大阪にて「一軒一軒ていねいに150年」家づくりに取り組み続けています

一番高いところ。

2020年01月14日 | 家づくり現場。職人さん達との打ち合わせ

前回は野地(のじ)工事の様子を少しご紹介しましたが、野地ができると次はその上に屋根が葺かれていきます(屋根を工事することを葺く(ふく)といいます)

そんな中でもまず皆様が見る所がない所。屋根の一番高い部分(棟)廻りの工事をご紹介。

屋根の棟部分は実は結構複雑な納まりをしています。屋根の頂上部は雨に弱そうだなと想像するのは、それほど難しくないはず。だから、頂上部(棟)の雨への対処は大切。またそこに屋根裏の換気をかねる場合もあるし、案外屋根の棟部分の納まりが野暮ったいとお家全体がいまいちに見えるから、デザイン面での配慮も大切。

こんな感じ。まだまだ途中の状態だから板金屋さんがこれから全体的に綺麗にしあげいきますが、屋根とは言っても手仕事で一つ一つつくっていっているのがお分かりになりますでしょ。

ちなみにこんな板金屋根は屋根の端部から葺いていきます。確固たる理由があるのですが、それはまた後日。皆様も想像してみてください。

いろいろな道具達。まさにこの場で職人さんの手で造られていってる風景ですね。

最後にこんな所も。こういう所は雨に弱い所。これから注意に注意を重ねて防水処理(下地)を施していきます。

今日はさらっとこの辺で。

次回は今日の一番高い所から転じて、一番低い所=基礎工事のご紹介を。ではでは。

 

和歌山・大阪「心地よい木の家づくり」 大彦(株)

 

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