紀州七代大彦の木の家づくり日記

「ここちよく美しい暮らしのために」
和歌山大阪にて「一軒一軒ていねいに150年」家づくりに取り組み続けています

基礎工事の流れ

2020年01月17日 | 家づくり現場。職人さん達との打ち合わせ

今和歌山市は19日からの大規模断水の話題でもちきりですが(備えなどは前回のBlog記事をご参考ください)、もう始まってしまうものは仕方ございませんから、前向きに。

来週前半にいよいよ棟上げを迎えます海南市のT様邸。棟上げ間近ということは基礎工事なども当然終わってるわけで、いい機会ですからここまでの工事の進捗をご説明いたします。

まず、敷地の建物の位置を決め、そこにマークをうっていきます。

そして、

掘る。

所定の深さまで掘る。

硬い石がでてきても砕いて掘る。

堀り終わった後は、基礎形状に合わせて地盤を付き固めます。

其の上に土中の湿気の床下への侵入を防ぐ防湿シートを施工。それと基礎の位置を正確におとす墨(印)を書くための(だって土の上に書けませんから)捨てコン=墨打ちベースを打って、

外部の型枠を組みます(雨の後の写真ですから泥まみれで見栄えがしませんね)

そして、

鉄筋を組みます。

構造計算通りに、所定太さの鉄筋を決められたように組んで、

型枠を内側にも施工。耐震金物のアンカーボルトやホールダウンは後から動いたら困るので、しっかりと型枠に固定。

ここまでくるとこの型の中にコンクリートを流し込むんだろうな、と想像できるかと思います。

そして、

コンクリートを打ちます。

コンクリートは小さい男の子が大好きなミキサー車(コンクリートを運んできます)と、それを所定の位置に流し込むためのポンプ車で打っていきます。

けれど、それでただ流し込めば終わりではなくて、先程の写真にもありましたが、流し込む人の他に適切なコンクリートになるための作業をする人が何人か必要。やっぱり現場作業は人の手で成り立っておるのですね。

《そうそう。あれ?一発打ちじゃないの?と思ったセミプロな方。一発内は外周部のみです。内部の立ち上がりまで一発打ちも出来ますが、施工がなかなか難しいのと、止水性・防蟻性からは外周部のみで十分なことなど総合的に判断して、外周部一発打ちです。???な方は申し訳ございませんが読み飛ばしてくださいませ》

はい。そして一昨日から

大工さんの現場仕事のスタート「土台敷き」が始まっております。そうそう、十分な乾燥期間を経て基礎の型枠も外れて良い基礎が出来上がってますでしょ。

さあ、これで後は足場の施工を残すのみ。

棟上げ楽しみです!!

 

和歌山・大阪「心地よい木の家づくり」 大彦(株)

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2 コメント

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あはは (たっきー)
2020-01-19 21:26:34
一発打ち・・・外周だけでも大変ですもんね

自分もアレ?って思ったクチです(笑)

寄り付きの大変そうなお宅ですね・・・

その分変化が有って楽しそうですが(笑)
返信する
Unknown (hiro)
2020-01-21 10:11:42
タッキーさんありがとうございます。
説明がくどいですかね(笑)
今日棟上なんです。完成が楽しみなお家です!
返信する

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