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一口に『木の家』と申しましても、それぞれのつくり手で『色』というものはありまして、、、
こんなにスパッと分けられるモノでもないのですが、乱暴に大きなイメージで分けちゃうと、
「町屋っぽい」のか「民家っぽい」のか。
「きれい・美しい」のか「素朴・かわいい?」のか。
「細く・薄く・軽やか」なのか「太く・ごつく・どっしり」なのか。
「木を程よくバランスよく見せて、見せすぎない」のか「木だらけ」なのか。
「洗練された雰囲気」なのか「ちょっと田舎っぽい雰囲気」なのか。
こんな分け方ができると思います。
《この分け方、前者は前者で、後者は後者で同じイメージとしてひとくくりにできると思いますが、民家風でも洗練された雰囲気を醸し出している場合もありますし、まっ、この辺は先ほども述べた様に、結構乱暴な分け方ですがね。。結局、『良い物は良い』でどちらのイメージでも素晴らしいものは素晴らしいんで、こんなの超越しとるんですがね。。。
『木の家』は好きだけど、まだ具体的に、どういう感じが良いのか分からない?って方には、ちょっと参考になるキーワードかもしれません(笑)》
うちはもちろん(このブログをお読みくださっている方ならお分かりだと思います)、昔から「前者」のイメージの「つくり手」で、得意分野もこちら。常に一生懸命考えて目指しているのもこちら。です。
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さて、Si様のお家。
今日は洗面の杉板が張られておりましたので、その様子を。
洗面所は「湿気の事や風呂上りの気持ちよさ」などより、お客様のご要望で杉板張り(もちろんうちが好きな「吉野杉」です)にしています。
洗面所ですから、杉板もリビングやダイニング等メイン空間に使うものよりも、『上品さ・美しさ・色の良さ』での吟味は勘弁してもらって、その分コストを落としていますが(ただ赤味のはった「元気の良い」部分は使っています)、結構感じ良くて、よろしい。
また、この写真では壁にボードが張られておりますが、この上にも「杉板」を張ります。(隣地との距離から、この壁は「防火構造」にしなきゃいけない「法規制」がかかりますので。常にボードを張らなくても良いですが、このお家の壁構造・断熱材では杉板の裏にボードが必要になってきます。)
ココですこし心配しておったのが、「壁も杉板。天井も杉板。」となると、「山小屋風」になっちゃわないかと。。
むろん、「山小屋風」は、お好きな方には良い仕上げ。
だけど、うちもうちのお客様も、あまり好きな方はいらっしゃいません。
まあ、洗面所という独立した空間で、そう日に長い時間いる場所でもありませんから、山小屋風でも良いかもしれませんし、
『朝起きて、一日のはじまりに顔を洗う・歯をみがく時、木に囲まれて・木の匂いがして。の爽やかな感じ』をイメージすると、天井も壁も『木(板)・木・木』の山小屋風も逆に良いのかもしれないな。とも思いますが、、、
やっぱり、僕は、「バランスよく効果的に「木」が使われいて、一層「木が引き立つ」感じの方が好きですから。。。。。
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でも、壁にも杉板を並べて感じを見た所、心配した「野暮ったい」感じにはならず。一安心であります。というか、思った以上に良い感じ。
今後、お客様にこういうご提案もできるな~と思った次第です。
たとえ、『床も(こちらは桧ですが)、壁も、天井も、無垢の板となった場合でも、』『窓の取り方やバランス、窓枠や収納棚の納まりを意識して気をつけていくと、』
決して「山小屋風」にはならないのですね。
やっぱり、『細部』が『全体の雰囲気』に与える影響は『大』なのです。今日はその事をあらためて勉強させてもらいました。
《今日の記事、「山小屋風」をバカにした様な「ものいい」が多かったです。。記事を書いていくうえでこんなになっちゃいました。これはあくまでも僕の好み。なわけでして、、、「山小屋風」好きな方には、本当にゴメンなさい。》
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