紀州七代大彦の木の家づくり日記

「ここちよく美しい暮らしのために」
和歌山大阪にて「一軒一軒ていねいに150年」家づくりに取り組み続けています

現場でも作業場でも

2019年12月07日 | 家づくり現場。職人さん達との打ち合わせ

ぐっと寒くなってきましたね。あっちゅう間に冬がやってきましたね〜。

明日はお客様と大工さんが一緒に「椅子づくり」のワークショップを行います。ご参加いただく皆様、作業場はやっぱり寒いですから、どうぞ温かい&汚れても良い&動きやすい服装でお越しくださいませ。

さて、現場。

和歌山市のM様家。今月中頃の棟上げを目指して現場は進行中。

一部建替工事となりますので、まず解体の後、敷地に建物の位置をおとして、お客様に確認いただいた上で基礎工事スタート。

ちょっと工程は飛ばしますが、鉄筋が組まれた所

鉄筋も綺麗に組まれ、構造計算通りの寸法・間隔で組まれていることを確認したあと

型枠もしっかり組んで、コンクリートを打ちます。

あまりこのコンクリートを打つ模様はBlogで紹介したことないですね。左にとまっているのが生コンクリートを積んで走ってきたミキサー車。そこから右のポンプ車にうつして、所定の位置にコンクリートを流しこんでいきます。

あとは、コンクリートが適切に固まるまで養生して(つまり型枠つけたままおいておく)、型枠を外して土を戻せば基礎完了。あと1週間ちょいという所。

この間、弊社の作業場では

吉野から運ばれた吉野杉の材木。弊社倉庫でたっぷり寝かされていた米ひば材、吉野桧材など、これからお家の柱や梁になる角材が作業場にうつされて、

大工さん達の作業が進みこうなっています。色々と凸凹加工が施されていいるのが分かりますね。これが木組みとなって、柱と梁、梁と梁とが組まれていくわけです。

お家の構造を考え(設計も一緒に考えます)、木のクセなどを見て、どこにどの木を使うか考えるとともに、木組み方法を考え、どんな凸凹加工をどこに施すか?を実際の木に書いていく作業を「墨つけ」

その「墨付け」の指示通りに色々な道具を使いながら手で加工していくのが「手刻み」

「墨付け」も「手刻み」も材木屋さんの大型キカイで行ってしまうのが「プレカット」です。

それぞれ言い分も長所短所もあるでしょうが、弊社は「手刻み」が理想的だと思っているから【全棟手刻み】これがまあ強みになっております。

こちらの作業も来週前半には終わる予定。現場での大工さんの工事が2日ほどあった後、いよいよ棟上げ。

そろそろお会いするお客様と「今年もしかしたらもう会わないかもしれませんね。一応言っときます。よいお年を〜」なんてセリフもでてきていますが、まだまだゆっくりなんて気持ちは微塵もなく、今年最後の棟上げに向かって、皆でバリバリやってまいります〜

 

 

和歌山・大阪「心地よい木の家づくり」 大彦(株)

 

 

 

 

 

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